ブログ

2023.09.01

~おむつの構造と機能~月刊*ファミクリWOCかわら版9月号_vol.35

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめとする創傷やストーマ、失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です。
   
2023年9月(Vol.35)

残暑がきびしい日々ですが、日没がだんだんと早くなってきて季節の移ろいを感じます。コロナ禍から脱した久々の夏でしたので、各地でイベントも多かったと思います。
マリンスポーツや花火など楽しい夏の思い出ができたのではないでしょうか🏄

先日、ファミリークリニック蒲田の緩和ケアセンターにて、おむつの研修を開催しました!東京都大田区支給のおむつを使って、それぞれの特徴に合った使い方をみんなで考えてみました。
今回はおむつのキホンについてお伝えします。

● おむつの機能と構造

紙おむつの基本的な機能は次の 5つです。
①尿を肌に広げずに 「吸収」 する機能
②肌から離しておむつの内部に 「固める」 機能
③外に流れ出る尿をせき止める立体ギャザーの 「止める」 機能
④勢いのある多量の尿や便をいったん溜めてから吸収する 「溜める」 機能
⑤流れを広げる 「面積」 の機能

「夜用」「長時間用」と呼ばれるパッドは複数回の尿を吸収し、
後戻りさせないようにできています。(下の図を参照しながらお読みくださいね)

1回目の尿を吸収した表面は、汚れて乾きます。
2回目の尿は1回目の尿を吸収した部分を越えて、徐々に後ろ側に広がり吸収されていきます。
2回目~3回目の尿は、下の層から順番に上の層に段階的に吸収され固められていきます。こうした機能によって、表面をサラッとさせながら複数回分の尿を吸収できるのです。

ttps://www.carenavi.jp/ja/basic/omutsu/knowledge/mechanism.html
排せつケアナビより引用・一部改変

おむつは単に尿を吸収しておむつの中は高温多湿になると教えられてきましたが、
こんなにも進化していることがわかりましたね。
自分自身もいつかはおむつをつける日が来ることを考えると気持ちが沈みます。

そういった気持ちを患者さんももっておられるかもしれないという心構えで排泄ケアを行うと、肌にやさしく高機能で交換回数の少ないおむつを選ぶことが最良だろうなと考えるのです。次回は患者さんの特徴に合ったおむつの選び方をお伝えします。

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア特定認定看護師   野口祥子(のぐちやすこ)

2023.08.03

【8/24(木)17時45分~】「大田区支給の紙おむつ、全種類比べちゃいます!」ファミクリ地域連携会のご案内

こんにちは!
暑い日が続きますね🥵

最近は仕事を終えて家に帰った後、
箱買いしてあるかき氷を食べるのが日課(楽しみ?)になっています!

さて、8月24日(木)に今年度2回目のファミクリ地域連携会を開催させていただきます!

今回は当院のWOCナース、野口さんが講師です!

在宅の患者様の日々のケアに於いてもよく登場する「紙おむつ」を題材に、
患者様の個々の状況に合った選び方や使い方についてお話をさせていただきます。

今回も現地とオンラインの同時開催を予定しておりまして、
大田区で対象の方に支給いただける紙おむつをざーっと会場にご用意しまして、
実際に見て、触ってもらうことで、違いを感じていただきながら、
より良いおむつの選び方・使い方について、皆様と一緒に考えていきたいと思います!!
※オンラインで現地から当日の様子を中継させていただきます

ケアマネジャーや看護師の皆様、在宅医療に携わる全ての職種の方に、
幅広くご参加いただければと考えております。

ご参加にあたっては、チラシのQRコード、
もしくは下記の参加申し込みフォームよりお申込みくださいませ。
※オンラインでのご参加方法はお申込み後、自動返信メールでご案内いたします

地域連携会 参加申し込みフォーム(リンク)

◆日時
2023年8月24日(木)
17:45 ー 18:45

◆場所
ファミリークリニック蒲田 在宅緩和ケアセンター
東京都大田区大森西7丁目5-15 英行ビル301号室

JR蒲田駅:徒歩15分 / 京急線 梅屋敷駅:徒歩8分

◆講師
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア特定認定看護師
野口 祥子

現地、オンラインどちらでご参加いただいても、
楽しめる内容になるよう、頑張ります!
是非、お気軽にご参加いただけますと幸いでございます。

経営推進部 前島

2023.07.31

~かゆみに効く外用薬~月刊*ファミクリWOCかわら版8月号_vol.34

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について、
専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年8月(Vol.34)

暑いですね~💦 今年の夏も猛暑の日々が続いています🌞 
自転車での訪問途中、水筒に入れた冷たいものを摂ることが楽しみになってきました。
皆様も熱中症にならないよう、気を付けてくださいね😊

訪問看護の際に患者さんから「かゆみがある」と言われたら主治医の先生に外用薬を依頼することがあると思います。そこで、今回はかゆみに効く外用薬について紐解いていきます!

◍ かゆみの発生機序
かゆみを感じるとつい掻いてしまい、掻きすぎると表皮が傷つき、
「ケラチノサイト」という細胞がサイトカインを放出します。
サイトカインは主に免疫細胞から分泌される肥満細胞を活性化させます。
活性化した肥満細胞からはヒスタミンが放出され、かゆみが誘発されます。
また、表皮で生じる炎症がかゆみを助長し、繰り返し皮膚をかいてしまうという悪循環になるのです。

下に湿疹・皮膚炎様治療外用薬の一覧を示しますので、参考にしてくださいね。

◍ 湿疹・皮膚炎用治療外用薬の種類

かゆみがあり発赤・皮疹などの病変がない場合はかゆみを抑える作用が単独のもの
 ⇒ 抗ヒスタミン成分や鎮痒剤で対応できます。
かゆみがあり発赤・皮疹がある、掻破した湿疹などは炎症を起こしていますので、
青枠の抗炎症作用の外用剤を選ぶことをおすすめします。

◍ コラム
蚊に刺されたところを十字に爪痕をつけることで、
かゆみが和らいだ経験はありませんか?
爪で痛みを発生させることで、かゆみを抑制しているため、
「爪で十字」は科学的根拠のあるかゆみ対策なんですって~😳

 お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア特定認定看護師   野口祥子(のぐちやすこ)

2023.07.26

【ファミクリ登山部】第2回:活動報告~日光白根山~


こんにちは!経営推進部の前島です。
早いものでもう7月の下旬です!

今からこんな暑さで8月や9月はどうなってしまうんでしょうか🥵
水分と塩分補給を忘れずにお過ごしくださいね!

さて、7月22日(土)、ファミクリ登山部の
第2回の活動として、皆で日光白根山に行ってきました!
(前回は陣馬山→高尾山の縦走コースでした)

朝9時に丸沼高原スキー場・日光白根山ロープウェイ乗り場に集合。
ロープウェイに乗って山頂駅まで向かいます。
(なんと登山部部長の田代先生の送迎付🌟 ありがとうございました!)

朝のロープウェイからの眺めは気持ち良いですね!!

到着早々、山頂駅で記念写真をパシャリ。

準備運動をして、七色平分岐を通って白根山を目指します!

自然に癒されながら、登っていきます!
前回の陣馬山・高尾山と異なり、標高は2000m以上。
見晴らしが良い上に涼しくて、景色の変化も多く、非常に楽しい登り道です👟
部長の田代先生のガイドに沿って、順調に登っていきます👣

今回初参加の毛塚部長も楽しそうですね

山頂が近づいてくると、霧が出てきました。
もう完全に非日常ですね!日頃の疲れも吹っ飛びます!

お昼になって、ようやく山頂に到着!
記念撮影をして待ちにまったお昼です!!山頂で食べるカップヌードルは絶品です!!

よく見ると、伊谷野先生が持ってるのはまさかの歯ブラシでしょうか?笑
(お箸を忘れてしまったそうです!  でも、そのまま歯磨きも出来て便利とのこと!笑)

頂上でいただくラーメンは最高だったそうです!!

この後、下山となりますが、雨が降り始め大変なことに!!
ロープウェイで降りた後は温泉を楽しんだそうで、第2回も大満足に終わりました!
次回、第3回の登山部⛰も楽しみです!!

8月はファミクリ海部を発足しまして、江ノ島でサーフィン🌊とBBQ🍖に行ってきます!

 

2023.07.12

ACPについて考える~地域の皆さんともしバナゲームをしました~

こんにちは!
7月も半ばへと差し掛かり、蒸し暑い日が増えてきました。
皆様、熱中症には気を付けてお過ごしくださいね。

さて、先日は地域の包括支援センター様にご相談とお力添えをいただき、
地域にお住まいの皆様とACPについて考えるイベントを行ってきました。

当院、緩和ケアセンターの神林NsからACPについて、
お話をさせていただき、地域の皆さんと色々考えてみました。


自分の想いや考えは時間の経過や環境によっても大きく変化するもの。

その時々で変わるのも当然。そのため、
ACPのポイントはあまり構え過ぎず、でも積極的に取り組むこと!

・1回きりではなく、機会があれば何度でも、誰がやってもOK
・健康な時にもOK

そんなことをご案内しながら、皆様と色々お話してみました。
楽しんでいただく方、真剣に考え込まれる方、皆様の反応は様々です。
積極的に取り組みたいですが、とはいえ、なかなか勇気のいる内容ですよね。

今回、もしバナゲームも一緒にやってみました。

 

カードゲームということで、取り組みやすく、ちょっと偶然の要素も絡みます。
最後に36枚すべてのカードから大切な3枚を考えて、グループの皆さんで話し合ってみます!

会は大盛況で、主催いただいた地域包括支援センターのスタッフ様は
「数年来念願だった、この光景が見られて嬉しい」とのことで涙ぐまれてらっしゃいました。

地域の皆様と本当に良いお時間を過ごすことが出来ました。
このような機会をいただけたこと、当院も本当に感謝しております。
最後は包括支援センターの皆様と記念撮影。本当にありがとうございました!

ファミクリではACPに関するお話や、もしバナゲームのお手伝いをさせていただきます。
もしご依頼がございましたら、下記LINEや連絡先からお気軽にご相談くださいませ。
一緒に利用者様に喜んでいただけるやり方を考えていきたいです。

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
経営推進部 前島

t.maejima@twinheartmedical.com

2023.07.03

~ドライスキンとかゆみのケア~月刊*ファミクリWOCかわら版7月号_vol.33

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について、専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年7月(Vol.33)

 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、不快指数が高めですが、好きな香りの汗拭きシートを持ち歩くとこまめに拭けて気分もすっきりしておススメですよ~ 😊 

今回は、低湿度(乾燥)と加齢に伴う皮膚の変化がドライスキンを招き、皮脂欠乏性湿疹になっていたAさん(80歳)のかゆみのケアについてお話しします!

◎かゆみの機序とケア

高齢者のかゆみの大半は皮脂欠乏症(ドライスキン)から起こり、ドライスキンでは「かゆみを感じる知覚神経線維」が表皮の角質層のすぐ下にまで伸びるため、些細な刺激にも敏感に反応してかゆみを感じやすくなります。

かゆみを感じ、掻破すると皮疹が悪化し、更にかゆみが強くなるという悪循環となるため、湿疹になる前に皮脂膜や角質細胞を人工的に補う必要があります

◎Aさんのかゆみのケア

Aさんのかゆみのケアは原因である低湿度(乾燥)と皮脂欠乏性湿疹に対して行うのが正しいです。

①濡れたタオルを干したり、加湿器を使用し室内の湿度を40〜60%に保つ
②高温浴や長湯をしない、ナイロンタオルや化学繊維の衣類での 摩擦をさける
③湿疹以外の皮膚には保湿剤の使用を習慣化する
④湿疹にはエキザルベやアズノール、ステロイド外用剤を塗布する
⑤自宅に薬剤がない場合:担当医へステロイド外用剤等の提案を行う

原因(乾燥や皮脂欠乏性湿疹)に対して正しく対処することが必要になってくるんですね!

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア認定看護師   野口祥子(のぐちやすこ)

2023.06.22

【毎週開催】緩和ケア田代先生の在宅勉強会が好評をいただいています!


田代先生が毎週火曜日夕方より行っているミニ勉強会が看護師の皆様にとても好評です!
安定した開催を目指すため、7月中旬[12日(水)]より、毎週水曜日開催に変更をさせていただきます!

★ 7月の開催予定 ★

◇ 7/4 () 17:45~
◇ 7/12()17:45~    ※以降水曜開催に変更します
◇ 7/19()17:45~
◇ 7/26()17:45~    ※8月以降も引き続き、毎週水曜開催です

毎回、お時間15分程度で田代先生お手製のレジュメを見ながら、
必要なここだけ丸暗記で覚えとけば大丈夫!」をキーワードに、
様々なテーマに取り組んでいます。終了後はレジュメの配布もありますよ!📃

【過去のレジュメはこちらです】

【参加方法】下記、①~③いずれの方法でもご参加いただけます *Googlemeet
 スマホやタブレットからも参加可能、Googleアカウントの作成は不要です。

https://meet.google.com/kue-bvoa-dpu をクリックして会議に参加。
 *Googleアカウントをお持ちでない方は”アカウントなしで使用”で入れます

②上記チラシのQRコードから直接参加

③「meet.google.com」で検索 → 会議コードに「kuebvoadpu」と入力

参加をリクエストボタンを押して少しお待ちいただくと入れるようになります。

※一部のスマートフォンやタブレットをお使いの場合、
 アプリのインストールやGoogleアカウントのログインが求められる場合がございます。
 その際はお手数ですが、meetアプリをインストールの上、
 Googleアカウントでログインをいただくか、もしくはPCデバイスよりご参加くださいませ。
 PCデバイスの場合はアカウント作成やログインは不要でございます

【お問い合わせ先】
メール:t.maejima@twinheartmedical.com
    双愛会 経営推進部 前島

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております!

2023.06.16

6月28日(水)18:00~:ケアマネジャーの皆様へ~在宅緩和ミニ勉強会のお知らせ~


こんにちは!経営推進部の前島です。

既に50名以上の方にお申込みをいただき、とても楽しみです!ありがとうございます!

さて、6月28日(水)18:00~より当院緩和ケアセンターから、
ケアマネジャーの皆様向けに緩和についてのミニ勉強会をさせていただきます。

今回は第2回目となりまして、前回は在宅現場に於いてのターミナル期
の難しさや、その中でケアマネジャーの皆様に助けていただいていること、
医療、介護の分野で助け合えること等についてお話、ご相談をさせていただきました。

👇前回の内容はこんな感じでした

さて、今回はターミナル期に患者様が感じる「身体的な痛み」について、
関わり方、寄り添う方法等も含め、一緒に考えていきたいと思います。
*7月に続編となる身体以外の痛み編を予定しています

【参加方法】下記、①~③のいずれの方法でもご参加いただけます *Googlemeet

https://meet.google.com/gdu-wyhp-wra をクリックして会議に参加。
 *Googleアカウントをお持ちでない方は”アカウントなしで使用”で入れます

②チラシのQRコードから直接参加

③「meet.google.com」で検索 → 会議コードに「gduwyhpwra」と入力

参加ボタンを押して少しお待ちいただくと入れるようになります。
ご参加方法等についてお問い合わせの際は、下記までお願いします。

※一部のスマートフォンやタブレットをお使いの場合、
 アプリのインストールやGoogleアカウントのログインが求められる場合がございます。
 その際はお手数ですが、meetアプリをインストールの上、
 Googleアカウントでログインをいただくか、もしくはPCデバイスよりご参加くださいませ。
 PCからご参加の場合はアカウント作成やログインは不要でございます。

【お問い合わせ先】
メール:t.maejima@twinheartmedical.com
    双愛会 経営推進部 前島

皆様のご参加をお待ち申し上げております!

2023.06.12

【6/22(木)17時45分~】「緊急往診の裏側をお伝えします」ファミクリ地域連携会のご案内

 

こんにちは!
標記の日時で、現地とオンラインのハイブリッド開催による、
ファミクリ地域連携会を開催させていただきます!

“在宅クリニックの緊急往診の裏側”をテーマに30分程度、
短い時間ですが、色々と裏話もお話しちゃいます!

現地、オンラインどちらも参加可能です!
是非、お気軽にいらしてくださいませ!

【参加方法】
参加フォーム よりお申込みくださいませ。
上記チラシのQRコードからもお申し込みが可能です。

皆様のご参加をお待ち申し上げております!
*今回の参加者は、ケアマネージャー、看護師、医師、在宅医療・介護連携担当者の方に限らせていただきます

経営推進部 前島
2023.06.01

~高齢者のかゆみについて~月刊*ファミクリWOCかわら版6月号_vol.32

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について、

専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年6月(Vol.32)

6月になり、もう年が明けて半年も経つのか 😲 といろんなことに追われている日々ですが、
自転車での訪問途中にふわっと匂いたつ草の香りに癒されています 😊 自然を肌で感じると心地よいですね 🎵

過ごしやすい季節になったのも束の間、最近訪問時に「身体がかゆい」というのをよく耳にします。
今回は高齢者のかゆみの原因についてお話しします!

●Aさんはなぜかゆいのか?

独居のAさん(80歳)はきれい好きで、ヘルパーさんが来ない日もご自身で部屋の掃除をしています。
熱めの湯での長風呂を好みます。部屋の室温計は温度22℃、湿度35%を指しています。​

●かゆみの原因として考えられること

 ➡➡➡

●かゆみの何がつらいのか?

Aさんの生活習慣から、低湿度加齢に伴う皮膚の変化がドライスキンを招き、皮脂欠乏性湿疹になっていました。 ドライスキンは乾燥により通常は真皮にとどまっている「かゆみを感じる知覚神経線維」が伸び、表皮の角質層のすぐ下にまで達するため、​些細な刺激にも敏感に反応してかゆみを感じやすくなります
Aさんのようにゆる~い感じで掻いているなら心配は少ないのですが、つい掻く行動が過ぎると皮膚を傷つけたり、湿疹などのトラブルが悪化するだけでなく、わずかな刺激に対してもかゆみが起きやすく悪循環となります。     次回はかゆみのケアについてお話しします。

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア認定看護師    野口祥子(のぐちやすこ)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 25