在宅リハビリテーションセンター
特徴
慣れ親しんだ地域において患者様のペースで生活を送るため、 チームメンバーと共に目標を作り患者さんを支えます。
在籍スタッフ
リハビリ専門医、理学療法士、作業療法士、 言語聴覚士、管理栄養士
役割
- 疾患、年齢にとらわれず、日常の生活動作に不便を感じる方へ専門職がサポートします。
- 日常生活の不便さを感じることを、リハビリテーション医と共に具体的な目標を患者さんや、関わる人と立案します。
- 具体的な目標を達成するために、医学的な観点から評価、立案し実践していきます
- 多職種の様々な視点から実践へのアプローチを考え、チーム全体で共有します。
たかはし ひろし高橋 洋総合診療科/リハビリテーション科センター長
患者様の“やりたいこと”を実現するためのリハビリ。生活の質を改善する提案が基本。
リハビリの専門医の大きな役割は、治療における最後のゲートキーパーであるということ。病を治す医師だけでなく、全身を診ながら病にならないようにするための医師の存在意義も生活の様子を知ることのできる在宅においては大きいと感じています。
知識や型通りのリハビリでは、どうしても患者様の生活に沿った改善までは見えなくなりがちです。マイナスがあるからゼロに向かいましょうというより、旅行など「やりたいこと」を実現するために、取り組みましょうと提案するようにしています。
患者様が社会と再度つながっていくことも、私どもの大切な役割だと考えていますので、「○○ができて良かった!」という笑顔での話や一生懸命、自筆で書いた葉書をいただいた時は、本当によかった!と思わず嬉しさが込み上げます。
チームとしては、リハビリの専門医の私は辞書ではなく、電話帳のような存在かもしれません。そこに答えが書いてあるのではなく、症状と生活に見合った見立てをして、関連機関につないでいくこともしますし、生活をどう改善していきたいのかを共有して「こうしてみてはどうですか?」「こういう選択もありますよ。」とご判断を任せていくことも意識的に行っています。生活改善や予防において、医療側も患者様側も、主体性を持てることが、よりよい回復と改善に繋がっていくと考えています。