03_在宅リハビリテーションセンター

2021.03.30

在宅患者訪問褥瘡管理指導を始めます

ファミリークリニック 管理栄養士青山です。
今回は、当院で新たに開始した取組みの『在宅患者訪問褥瘡管理指導』についてご紹介します。

褥瘡(床ずれ)の治療は、軟膏での治療や外科的治療などに加え、日々の傷のケアや体圧分散、栄養管理など様々な要素を組み合わせて行う必要があります。

当院には総合診療科の医師、皮膚科の医師、管理栄養士に加え皮膚・排泄ケア認定看護師と呼ばれる褥瘡の認定看護師が在籍しています。

重点的な褥瘡管理が必要な患者様を対象に、医師・看護師・管理栄養士がチームを組んで褥瘡管理に関する計画的な指導を行っていく体制を整えました。そこで、今月から『在宅患者訪問褥瘡管理指導』を開始することとなりました。

在宅患者訪問褥瘡管理指導とは
①医師、看護師、管理栄養士が約3ヶ月に1度患者宅に集まって
 褥瘡の治療計画の立案や見直しを行います。各カンファレンス日に
 在宅患者訪問褥瘡管理指導料750点を算定します。
②医師、看護師、管理栄養士がそれぞれ月1回以上患者宅を訪問し、
 治療やケア、栄養管理に関する指導を行います。診療や訪問指導ごと
 に医療・介護保険の料金がかかります。

6ヶ月間集中的にチームで介入していきます。
カンファレンス以外に実際に認定看護師や管理栄養士がどのようなことを行うのかイメージしづらいと思いますが、下記のような内容について訪問指導を行います。

当院には医師、褥瘡の認定看護師、管理栄養士が揃っているため、スムーズな情報共有を行うことができます。
また、褥瘡の認定看護師が在籍していますので、地域の訪問看護師さんとの情報共有も密に行っていく予定です。

在宅でも総合病院の褥瘡チーム同樣の褥瘡管理を目指して取り組んでいきますので、褥瘡(床ずれ)の治療にお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。

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ファミリークリニック
管理栄養士 青山
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2021.03.09

〜フレイルと運動について〜在宅リハビリテーションセンター

前回までフレイル(虚弱状態)を 予防・早期発見するチェックシートの活用 と、 栄養の重要性 についてお話しました。

今回はご自宅で気軽にできる運動と組み合わせたフレイル予防・改善についてのお話です。

高齢者におこりやすいフレイルは予防することができると言われており、フレイルになったとしても戻ることが可能とも言われています。


フレイル予防は、筋肉や骨をつくるためのタンパク質を中心としたバランスのよい栄養を食事から摂取することと、軽い運動から始めて適度な運動を行って筋肉量を減少させないことが重要です。


そもそも、筋肉量は20歳ごろをピークに減っていき、80歳代では20歳代の60%に減少すると言われています。


しかし、高齢者であっても適切な運動を行うと、筋力低下に対しては筋力が維持改善されることがわかっています。


運動はお持ちの疾患や身体能力に合ったものから始めることが大切です。
おもな運動として

 1,関節や筋肉を柔らかくするストレッチ
 2,筋力トレーニング
 3,歩行などの有酸素運動(時間をかけて行う低負荷の運動)
 4,バランストレーニング

ベッドの上で手足のストレッチや運動を行うことから始まり、椅子に座っての運動、立ち上がっての運動、バランスをとる運動、屋外での長めの歩行、などと少しずつ強度を増やし、無理なく安全に楽しく、継続して行うことが重要です。

一般的な高齢者においては一回30分から40分程度の運動を週2回程度行うとよいとされています。ただし、今まで運動習慣のなかった方や、コロナ自粛によりフレイルになっていらっしゃる方は、1日10分程度の運動を2〜3回にわけて行うことから始めてみましょう。

注意点として、筋力が不十分な状態で、いきなり立ち上がったり、無理に歩行しようとすると転倒や骨折を起こす危険があります。
(運動をはじめる前にはかかりつけ医への相談するとよいでしょう)


運動は食事とセットで行う必要があります。低栄養状態で運動を行っても筋肉がつかないどころか、低栄養状態を助長してしまいます。筋肉をつけるために必要な良質なタンパク質を含むバランス良い食事が必要です。

フレイルの進行を予防するためには、フレイルの悪循環(フレイルサイクル)に乗らないことが予防の第一歩となります。


当院リハビリテーション専門医の診療では、このフレイルサイクルのどこに問題があるかを評価し問題点を抽出し、介入方法などをご提案します。

フレイルがご不安な方、食事量の判断やどんな運動をしていいのかわからない、といったお悩みの場合は、ぜひリハビリ専門医のリハビリ診療にてご相談ください。

お問合せ先
双愛会 ファミリークリニック
リハビリテーションセンター
原田 俊
電話番号:03-5480-1810
reha@twinheartmedical.com

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2021.03.02

🍙糖尿病の食事療法の基本🍙

ファミリークリニック 管理栄養士の青山です。

糖尿病食というと『食事制限』というイメージがあるかもしれませんが、食べる量やタイミング、組み合わせ次第でいろいろなものを食べることができます。

今回は、糖尿病の食事療法の基本についてのお話です。

1.食事は抜かない!規則正しく3食たべる。
 
食事の回数や食事時間が日々違う場合、血糖の変動が大きくなります。
いつもだいたい決まった時間に食べることが大切です。また、1日分の栄養を一度にとることも血糖の急上昇に繋がります。朝昼夕3回に分けて、同じくらいの量を食べるようにしましょう。間食も血糖の上昇につながるので、少量の果物やおやつは食後のデザート程度にしましょう。

2.食事は主食・主菜・副菜そろえてバランスよく

毎食1汁3菜用意するのはとても大変ですよね。
1つの料理でも上記3つの中から1種類ずつ入れるように意識してみましょう。
例)納豆ご飯 → 納豆ご飯+ほうれん草のおひ浸しなどの野菜料理1品
  牛丼 → 牛丼+サラダ または ねぎだく
  かけそば → 鶏肉や白菜などの野菜も入れた具だくさん蕎麦
  ジャムパン → サンドイッチ(ハム野菜サンド)

3.糖質の量には注意

様々な食品のうち、糖質の多い食品が多くなると血糖の上昇にもつながります。
主食(ご飯、パン、麺類)だけでなく果物、芋類、飲み物にも注意が必要です。
おかずに芋類が入る場合や、食事で果物を食べる場合には、主食を控えめにして調整しましょう。また、果物の入ったジュースや甘いコーヒー、スポーツドリンクなどにも注意が必要です。今は0カロリーや無糖の商品も増えていますので、そういった商品を選ぶようにしましょう。

4.腹八分目!ご自身に合った食事量を意識しましょう。

1人ひとりにとって適切な量というものもあります。先生からの指示エネルギー量をもう1度確認してみましょう。エネルギー量の目安は、 標準体重{身長(m)×身長(m)×22}×25〜30kcal です。
 ※活動量が少ない方や体重が増えてきている方は標準体重×25がお勧めです。

糖尿病の方に限らず、健康な方であっても上記4つの項目を意識することで生活習慣病の予防に繋がります。糖尿病食は健康食。頭の片隅に置いて、毎日でなくても日々少しずつ気をつけていきましょう。個別の食事療法については医師や管理栄養士にご相談ください。

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2021.01.29

👹栄養”豆”知識〜節分行事食〜👹

ファミリークリニック管理栄養士の青山です。
もうすぐ節分ということで、直前ですが節分で食べられる料理についてご紹介します。

◯豆
 豆まきの豆を食べるのは、福を取り込んで1年健康に過ごせるようにとの願いが込められています。炒った大豆が一般的ですが、落花生を使う地域もあります。

◯恵方巻
 元々は関西ではじまり、コンビニやスーパーで広く販売されるようになったことで、とても有名になりました。七福にちなんで7種の具をいれるようです。

◯イワシ
 鬼はイワシと柊が苦手とされていて、節分には柊に焼いたいわしの頭を刺した「焼嗅(やいかがし)」を玄関先に飾る風習があります。これは、鬼(災い)が入ってこないようにするおまじないです。これにちなんで、いわし料理を食べる風習もあります。塩焼きや蒲焼き、丸干しを焼いたりしてもおいしいですね。

◯けんちん汁
 主に関東地方の寒い冬の行事に食べるけんちん汁。野菜をごま油で炒めて、出汁で煮込んだ料理です。建長寺(けんちょうじ)というお寺の精進料理が由来とも言われていますます。縁起物というよりも寒い時期に身体を温めるために食べられていたようです。こんにゃくは身体の中をきれいにするという意味で大晦日や節分に食べられる食品なので、けんちん汁に入れると効果UPですね。

◯節分そば
 節分は旧暦の大晦日に当たる日です。大晦日に年越しそばを食べるように節分にもそばを食べる習慣があります。厄を断ち切る、健康祈願、運気向上などの願いが込められているようです。

【 食べやすくするポイント 】
行事食はご自宅で過ごす高齢の方にも楽しんで頂きたいものですが、恵方巻にかぶりついたりするのは正月の餅同樣、噛んだり飲み込んだりする力の弱い方には難易度が高い料理です。そこで節分の行事食を少し食べやすくするポイントを合わせてご紹介します。

◯豆
 炒った大豆は固く、噛む力が弱い方はそのまま飲み込んで窒息してしまう危険もあります。煮豆やゆで落花生、たまごボーロなどで代用してもいいのではないでしょうか。

◯恵方巻
 海苔巻1本そのまま食べるのではなく、普通の太巻き寿司のように食べやすい大きさにカットして食べるのもおすすめです。また、板海苔で巻くのではなく、刻み海苔や青のりをまぶして海苔巻のような見た目にしてもらったり、中に巻く具材も刻んだものを並べて巻くをいうのもオススメです。

◯イワシ料理
 イワシは骨も多く、調理法によってはぱさついて食べにくくなってしまいます。そのため、イワシはつみれにして食べていただくことをオススメします。

◯けんちん汁や蕎麦
 水分でムセてしまう方は、けんちん汁や蕎麦はムセ(誤嚥)に注意です。片栗粉やとろみ剤でつゆにとろみをつけると良いでしょう。麺は1/2や1/3サイズに短めにすると勢いよく吸い込まずに済みます。また、けんちん汁は野菜やこんにゃくなど食物繊維をたくさんとることができますが、噛む力や飲み込む力が弱い方は、ごぼうやこんにゃくは避け、大根・人参・玉ねぎ・豆腐など食べやすい具材だけ盛り付けるようにしましょう。

全く同じものでなくても、行事食の雰囲気を楽しんで頂くことも大切です。食べやすくする一工夫をして、ご家族皆さんで季節の食事を楽しんでいただけたらと思います。

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2020.12.24

🍙 減塩のポイント 🍙

ファミリークリニック 管理栄養士の青山です。
寒くなってきましたね。この時期は鍋やおでん、スープなど温かいものが食べたくなる季節です。この時期は意外と塩分が多くなりがちなので、今回は減塩のポイントについてお話します。

塩分ってどれくらい食べればいいの?
今年、日本人の食事摂取基準2020が発表され、そのなかの塩分の目標量は男性7.5g、女性6.5gです。高血圧や心臓・腎臓の疾患がある方は6g未満とされています。
WHO(世界保健機関)は5g未満を推奨しています。

では、日本人が普通の食事をすると、どれくらい塩を食べているのでしょうか?
実は・・・平均10g程とってしまっています。
日本人の食生活は、昔よりは減ってきてはいるものの、塩分をとりすぎる傾向にあります。

塩分を過剰にとることで動脈硬化をすすめ、高血圧や心臓病、脳血管疾患など様々な病気の原因になってしまいます。そういった病気の予防、悪化の予防のために、日頃から減塩を意識してみましょう。

特に冬場はおでんや鍋料理などで加工品が増えたり、温かいものが欲しくなるのでスープや麺類も増えがちです。
また、正月料理は日持ちするよう塩や醤油をたくさん使うため、少量でもたくさんの塩分をとってしまいやすい料理が多くなっています。
食べてはいけないという訳ではなく、食べる頻度や量に注意しながら食事を楽しみましょう。

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2020.12.10

〜フレイルの食事について〜在宅リハビリテーションセンター

こんにちは。
ファミリークリニック在宅リハビリセンターの小杉です。

冷え込む季節になりましたね。
温かいものを飲んで、身体を内側から温めていきましょう。

さて、食欲が無い時に召し上がっていただきたいスープはどちらでしょうか。

正解は・・・

②のポタージュスープです。

今回は『フレイルを予防する食事』についてのお話です。
コロナウイルスが流行し、活動量の低下や食事に変化はありませんか?

フレイルなどで活動量が低下すると食欲も低下しやすくなります。

「フレイル」を予防するためには、バランスの良い食事を心掛ける事が重要となります。

そのため、食欲のないときは少しでも栄養を補えるスープとして、バターや牛乳が入ったポタージュスープがおすすめです。今はカップスープ類でも、種類が多くなってきました。具材がゴロゴロ入っているもの、タンパク質が負荷されているスープ類もあります。飲みこみの状態や体調や食事のバランスを見ながら、取り入れてみてください。

前回ブログにてフレイルの進行を予防するために、チェックシートをご紹介をしました。

私たちは、日々食べたものにより身体をつくり、生活を維持をしています。筋肉や骨、血液、皮膚なども同様に、食べたもので再生を繰り返しています。健康な身体は、日々の食生活や活動量で作られています。

以前管理栄養士の青山が書いたブログもご参照ください。
(2020.4.20 〜しっかり食べて体調を整えよう〜)

フレイル予防のためには、タンパク質の摂取と思われるかと思いますが、全体のエネルギー量の確保も重要になります。
①エネルギーをしっかり確保するために、ご飯やパン類、麺類の主食を摂る事。
②血や筋肉を作ってくれるタンパク質源も忘れずに摂ること。
まずはこの2つを確実に食べるようにしましょう。

男性でも用意しやすいように、コンビニで手軽に手に取れるようなもので、バランスの良い食事例を作ってみました。

あまり動かないからと食事を控えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。一つ一つの量は少なくても構いませんが、バランスを意識して摂取することをお勧めします。

フレイルの進行を予防するためには、フレイルの悪循環(フレイルサイクル)に乗らないことが予防の第一歩となります。リハビリテーション専門医の診療では、このフレイルサイクルのどこに問題があるかを評価し、問題点を抽出し介入方法などをご提案します。


食事量は今の生活に見合っているのか、身体の状態と食事内容が合っているのかというご相談も、リハビリテーション専門医にご相談ください。栄養管理や助言が必要と判断された場合は、管理栄養士の介入を提案させていただいております。


フレイルがご不安な方、食事量や運動の判断に悩まれる場合は、ぜひリハビリ診療をご活用ください。

お問合せ先
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2020.12.07

〜フレイルについて〜在宅リハビリテーションセンター

こんにちは。
ファミリークリニック 在宅リハビリテーションセンターの言語聴覚士の小杉です。

身体に感じる風も心地よいから少し肌寒くなってきましたね。日中に散歩や運動をして身体を暖めるに、ちょうどよい時期になってきました。

ところで、散歩や運動を含めた日々の生活を通じて以下の内容に当てはまる方は居ますか?

今回は、コロナウイルスの拡大に伴い、『フレイル』についてのお話です。


3つ以上があてはまった方・・・

フレイル」になっています。
また1〜2つにあてはまった方は「プレフレイル」となります。

では「フレイル」とはどのような状態をいうのかご存知ですか?
最近テレビの健康番組でも、言われるようになってきました。

「フレイル」とは、加齢に伴う予備能力低下の為、ストレスに対する回復力が低下した状態を言います。要介護状態に至る前段階として位置づけられており、健康障害を招きやすい状態を意味しています。

先程のチェックシートで当てはまった方、下記項目のフレイルの危険因子もご確認ください。


今年はコロナウィルスの感染症の流行に伴い、外出を控え、デイサービスなどの利用を控えることにより、活動量が減っている方が増えています。また季節的にも肌寒くなっている事もあり、これから更に活動量が減ってくる方が増えてくるのではないかと危惧されます。

上記の症状が当てはまった方でも、ご安心ください。
「フレイル」は適切な対応を行うことにより改善を目指すことが可能です。そのコーディネート役として、リハビリテーション診療をご活用ください。

リハビリテーション専門医の診療では、上記の危険因子も含め、生活や身体状況の確認を行い、フレイルサイクルのどこに問題があるかを評価し、総合的に判断し、その後の介入方法などをご提案します。身体に問題があれば身体のリハビリテーションが開始され、栄養に問題があれば、管理栄養士の栄養管理・指導が開始となります。


どのような些細なリハビリに関する悩みでも、お気軽に当院にご相談ください。

お問合せ先
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2020.11.16

🍙訪問栄養指導紹介🍙

ファミリークリニック管理栄養士の青山です。
在宅領域にいる管理栄養士はまだまだ少ないため、どのような活動をしているのか少しでも知っていただきたいと思い、今回は当院の栄養指導の際の持ち物や、どのように活動しているのかを簡単にご紹介します。

●移動手段
 主に自転車を利用しています。現状、当院の栄養指導の訪問エリアは大田区、品川区となっています。
(公共交通機関やシェアサイクルを利用する場合もあります)

●訪問バッグ
 栄養指導の際に使用する書類以外にも、必要に応じて指導時に使うパンフレットや器具、などを持ち歩いています。

〈 バッグの中身 〉
名札、ケータイ、パソコン、文房具、体重計、身体計測器具(メジャー、キャリパー)指導用パンフレット、宅配食パンフレット、栄養指導メモなど

●栄養指導にうかがうまで
 栄養指導は医師の指示のもと行われます。当院で訪問診療を行っている患者様のなかで医師から栄養指導の指示があり、ご本人またはご家族の同意が得られた場合に訪問させていただきます。栄養指導の算定対象となる疾患がある場合で、介護保険をお持ちの方は介護保険、お持ちでない方は医療保険で訪問することになります。介護保険をお持ちの方はケアマネージャーさんにも連絡をとり、栄養指導開始となります。

●実際の栄養指導では?
 これまでの治療経過や体重歴、食事の準備の方法や普段の食事内容をうかがいます。そして体重測定や身体計測、冷蔵庫の確認などを行う場合もあります。その後、食事の問題点や改善点についてお伝えします。
普段の食事状況をうかがい、問題点や改善点について指導を行うことが多いのですが、実際に調理を一緒に行う方もいらっしゃいます。よく買い物に行くお店などをうかがい、食品の選び方や、惣菜などの活用方法を具体的な商品例を挙げてお伝えすることもあります。
病院で受ける栄養指導と同じように基本的な食事療法についてもお話しますが、お家にうかがうからこそ、一人ひとりの生活に合わせた食事の提案を行うことができます。

体重が増えた(減った)、血糖値があがってきた、最近血圧が高いななど気になることがあれば、ぜひ栄養指導を受けてみるのはいかがでしょうか。

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2020.10.07

🍙栄養豆知識〜研修報告〜🍙

ファミリークリニック管理栄養士の青山です。
今回は『ダノン健康栄養フォーラム』に参加しました。

 今回は、世界の栄養課題と新しい食事スタイルの提案というテーマで日本食の良さや蛋白質、脂質の栄養についての講演がありました。
今回は糖質制限と日本食についてのお話を紹介します。

最近は糖質制限のダイエットが話題になっています。実践している方も多いのではないでしょうか。エネルギー源の大部分を占める糖質を制限するため、短期的には減量効果が得られやすい方法です。しかし、極端な糖質制限は偏った食事になるため、長期的に行うことは良いことばかりとはいえません。糖質は摂りすぎてもよくないですが、制限しすぎても死亡率が増加するという研究結果が出ています。糖質量は50〜55%が一番長寿になるそうです。また、糖質制限を続けたマウスの研究でも、見た目の老化に加え、病気の罹患率の増加、さらには寿命の短縮といった影響があったそうです。
糖質制限についてはまだ研究途中の段階で、どれくらい、どんな種類の糖質を摂ると良いか、また人種や生活環境による影響があるかなどはっきり分かっていない部分も多いのですが、一時的なダイエットではなく長期的に続けていくことのデメリットもあると考えられます。
私は今回の講演を聴いて、痩せられたとしても、同年代の人より老けてしまう方が怖いなと思ってしまいました。

それではどのような食事が良いのでしょうか?
講演ではいろいろな年代の日本食を調査して1970年代の和食が最も老化を遅くし、寿命も長くなったという研究の紹介もありました。
70年代の食事の特徴としては、魚・果物・野菜・海藻・大豆製品・発酵系調味料・緑茶など食材の種類が豊富で、揚げ物や炒めものより煮物料理が多いといった特徴があるそうです。いろいろな食品を組み合わせて食べること、そして主食や芋類も適度にとり、食事中のエネルギーの半分は糖質で摂ることが大事なのではないでしょうか。

毎食理想的な食事は難しい!何品も手作りする時間もない!
そんな方もできるところから少しずつやってみましょう。今はコンビニでも惣菜が買える時代です。最近海藻食べてないなと思ったら、ひじきの煮物やワカメの酢の物を夕食の1品に加えてみませんか?最近肉料理ばっかりだなと思ったら、煮魚や魚の水煮缶を取り入れてみましょう。

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2020.10.06

嚥下診療 〜摂食評価と窒息予防〜

こんにちは。言語聴覚士の小杉です。 

残暑もようやく落ち着き、過ごしやすい日々になってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
季節がめぐり、少しずつ果物の種類が増えてきましたね。

さて、またここで問題です。
ぶどうとりんご、窒息に注意が必要な果物はどちらでしょうか??

①ぶどう            ②りんご

正解は・・・・
①のぶどうです。

表面がツルツルしたぶどう、実は窒息しやすい果物の一つです。
ぶどうの他にも、ミニトマトやさくらんぼも実は窒息しやすい食べ物です。
奥歯が生え揃っていないお子様や、抜けてしまった高齢者は咀嚼力が弱く、噛んでいるようでも、そのまま飲み込んで窒息するリスクがあるのです。
ぶどうやミニトマト等は面倒ではありますが、1/2〜1/4に切り、よく噛む事が窒息予防につながります。
今はぶどうの品種も多くなり、皮付きのまま食べられるぶどうも増えています。皮付きのものですと、より噛む回数が増えるため、奥歯のある方は楽しめると思います。皮なしですと表面がつるつるしてきますので、召し上がっている際は近くで見守ってください。
また嚥下機能的に咀嚼が難しい場合は、ジュースで召し上がることも良いです。

りんごはアレンジしやすい果物でもあります。その方の嚥下機能に応じて、提供方法を変更出来ます。
例えば、2〜3mmに薄くスライスに切る。噛むことが難しい場合は、すりおろす。そして舌で潰せる、また簡単に噛むことが出来る場合、砂糖を少し混ぜて甘く煮てコンポートにすることも出来ます。

このように、患者さん摂食機能評価を得意とするのが、言語聴覚士であり、その機能に合った食事内容の調整を行うことを得意とするのが管理栄養士です。

これから秋になり、美味しい食べ物が増えてきます。
一人ひとりの嚥下機能に合った食形態で、季節の変化を楽しんでいただきたいです。

嚥下診療では、歯の衛生状態から咀嚼機能、唇や舌の動き等の確認を行っています。またご家族様やご本人から食事状況の確認を行っています。
食事の調整や栄養評価が必要な場合、当院管理栄養士による栄養相談も併せて行うことが出来ます。必要栄養量や摂取量の確認、食事形態のご相談や高カロリー食品のご紹介なども行えます。

食事量や摂取量についてご心配な方、嚥下機能の評価をご希望の方は、当院までご相談ください。下記の症状が当てはまる方、嚥下機能の低下のおそれがあるポイントです。


*他院の訪問診療を受けていらっしゃる方でも、単発で診療が可能です

ご判断に迷う方、経過を追って評価を希望する方など、まずはリハビリ専門医による嚥下診療にご相談ください。誤嚥性肺炎予防の一つとして、お考えいただけますと幸いです。

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