03_在宅リハビリテーションセンター

2021.07.07

【7月20日 勉強会のお知らせ】リハ医が考えるこれからの訪問リハ~地域リハの考え方~

在宅リハビリテーションセンター通信
2021年7月20日の勉強会のお知らせ


在宅リハビリテーションセンター副センター長の原田です。

介護報酬改定などで、
大きく介護保険の進み方と地域のリハビリのあり方が変わってきています。

また、医療が進歩することで
地域でのリハビリも以前より対応する患者さんが多様化してきていると思います。

そのような日々現場での悩み
・リハビリを相談する場所がない…
・医療とリハビリをうまくつなげることが出来ない…
・患者さんにリハビリとしての病状説明をして欲しいのにしてもらえない…
など日々の訪問で悩まれることが多いと思います。

その時にセラピストとしてどのように対応すればいいのか、
ケアマネジャーとしてどのように医療と介護をつないだらいいのか、
などを医師でリハビリテーション専門医の高橋がお話させていただきます。

地域にはリハビリが必要な方が多いのに、
地域にリハビリ専門医が少ない問題があります。
また、地域を専門にリハビリ診療を行っている事業所も少ないので
この機会に是非参加いただければと思います。

また、リハビリテーション医とは?
(リハビリテーション医はほとんどの方が大学病院など大きな病院に務めていて
関わることが少ないです)
どのような仕事、役割かを知ることができる機会となりますので、
ご参加いただければと思います。

【申込期日】7月19日(月)まで
申し込み方法

①こちらをクリックして ”ファミクリ勉強会申込フォーム” から申し込みいただけます

②下記のQRコードから申し込みいただけます

2021.06.14

在宅リハビリテーションセンター  それぞれの役割(医師、相談員、療法士)について

在宅リハビリテーションセンター副センター長の原田です。

在宅リハビリテーションセンターを設立し、1年と数ヶ月がたちました。
皆様のおかげでリハビリ診療のご依頼も増えてきております。

その際に、診療の流れを知りたいやその様なチームなのかと質問をいただことがあります。
質問にお答えするために在宅リハビリテーションセンター(以下、リハビリセンター)のそれぞれの役割についてお伝えいたします。

リハビリセンターのメンバー
リハビリテーション医、相談員、療法士の3名でリハビリセンターとなっております。

それぞれ役割分担があり、チームで診療にあたっております。

リハビリテーション医
高橋 洋(リハビリテーション専門医、指導医)

リハビリ診療を通し、病気、既往歴、生活背景を複合的に診療から病気の診断、障害診断、そして生活の質を上げるためにどのようなリハビリが必要かを判断します。
各職種からの視点や意見をまとめ診断いたします。
その診断の上でリハビリ指示、装具作成、障害者手帳の作成などを行います。

相談員

介護支援専門員の資格を持った相談員が介護+福祉の視点から医療と福祉(介護)の橋渡しを行っています。
診療調整やCMとの診療同席の有無や介護との情報共有を行い、診療と介護が連携できるように調整をいたします。

療法士


理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が診療に同席し、生活上での動作を確認、環境設定、介助方法などを指導いたします。
訪問リハビリ担当の療法士やCMさんが診療同席出来なかった際は中継役とし、情報共有を行い、リハビリセンターと訪問リハビリ、ケアプランが同じ方向で進めるようにいたします。


それぞれの役割により、リハビリ医が意見をまとめリハビリ診療と訪問リハビリ、そして本人、ご家族の希望が同じ方向を向き、よりよいリハビリを受けることができるようにいたします。

診療の流れ


リハビリ希望がありましたらリハビリセンターがチームで診療に伺います。
診療では、それぞれの視点からリハビリに必要な情報を集め、リハビリ医が情報をまとめ、どのようなリハビリが必要かを診断いたします。

院外の主治医とも情報提供書で連携をとり、主治医の治療と同じ方向性でリハビリが進むように連携して行きます。
そのため、診療開始時に主治医の情報提供書を頂いております。

リハビリ診療例:

リハビリ診療+装具診療+身体障害者手帳作成を行っている場面です。
セラピストが立位動作確認を行い、その際の状況を伝え、リハビリテーション医が装具を作成するか身体障害者手帳に必要な情報を判断しているところです。

リハビリセンターではそれぞれの役割を大切にし、各事業所と連携し、患者さん、ご家族を支援し、在宅で「やりたいこと」を実現できるようにチームで取り組んで参ります。

現在理学療法士、作業療法士募集しております。概要はこちらをクリックしてください。
また見学も可能ですのでご連絡ください。

在宅リハビリテーションセンター
副センター長・理学療法士 原田
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2021.06.10

褥瘡の栄養管理

ファミリークリニック 管理栄養士青山です。
3月に在宅患者訪問褥瘡管理指導を開始しますとご案内して以降、何名かの患者様に対してカンファレンスや訪問指導を行いました。今回は、改めて褥瘡改善のための栄養管理についてご紹介します。

1.十分なエネルギーを補給する
褥瘡を治すためにはたくさんのエネルギーが必要になります。
褥瘡の大きさや深さなどにもよりますが、褥瘡があるというだけで通常の1.3〜1.5倍のエネルギー量が必要になります。大盛りご飯は食べられないという少食の方は栄養補助食品などが中心となってもエネルギーの高い物を選んで取り入れましょう。また、効率よくエネルギーを増やすためには油脂類も適度に取り入れていくことが大切です。
 
2.蛋白質の多い食品を積極的にとる
エネルギーが十分とれていたら、今度は傷を治していくために蛋白質が必要になります。食欲があれば肉や魚、卵や大豆製品など主菜を増やしていただくことが一番効果的です。量がとれない方や嚥下機能が低下している方は豆腐や卵豆腐、茶碗蒸し、プリンやゼリー、ヨーグルト等、蛋白質豊富で食べやすい食品がおすすめです。

3.ビタミンや微量元素も重要です
傷を治す、皮膚を作っていくためには、ビタミン類や鉄や亜鉛などの微量元素も重要です。エネルギーや蛋白質があってもこれらのビタミンや微量元素がないとうまく代謝がすすまず、傷の治りも遅くなってしまいます。野菜や果物、海藻類などをたくさん食べることが大切ですが、量がとれない方はヨーグルトなど鉄分強化されている商品を選んだり、ビタミン類が強化されている野菜ジュースなどを選ぶことで効率よく取り入れることができます。

栄養指導では、上記3点について、対象となる方の嚥下状態や食事量に合わせて必要な栄養を摂るための方法を提案させていただきます。また、必要に応じて医師に栄養剤の処方を提案したり、褥瘡改善に必要な栄養素がとれる栄養補助食品の紹介も行っています。


医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック
在宅リハビリテーションセンター
管理栄養士 青山
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2021.05.12

糖尿病性腎症重症化予防プログラム 

ファミリークリニック 管理栄養士の青山です。
糖尿病食の食事療法については以前のブログでご紹介しましたが、今回は糖尿病性腎症についてのお話です。

糖尿病性腎症とは、糖尿病の合併症の一つです。
腎臓の機能の状態により5段階に分類され、それぞれの状態に合わせて食事療法も変わっていきます。1日〇〇kcalという同じ食事を続けるのではなく、その時々の状態に合わせて食事を変えていかなければいけません。
糖尿病性腎症の食事療法について、簡単に紹介します。

【 糖尿病性腎症の食事療法 】
1.まずは血糖管理が基本。
 糖尿病の食事療法の基本的な部分は変わらず注意が必要です。主食・主菜・副菜を揃えてたべたり、間食をしない、規則正しく食事をとることは継続していく必要があります。

2.腎機能に応じて塩分や蛋白質、カリウムなどの制限を行う。
 ①塩分制限が必要になった場合
  塩分は1日6g未満が目標で、汁物や麺類、加工食品などを控える必要がでてきます。
 ②蛋白質制限が必要になった場合
  蛋白質の多い肉や魚などの主菜や牛乳などの乳製品の量は調整が必要です。また、ごは
  んやパンなどの主食にも蛋白質は含まれるため、食事全体の蛋白質量を考慮する必要  があります。
 ③カリウムの制限が必要となった場合
  カリウムは生野菜や生果物、豆類などに多く含まれます。調理法や食品選びを工夫する
  必要があります。

3.指示エネルギー量が変化する。
 2で紹介したように制限が増えてきますが、主食や主菜を減らすだけでは摂取するエネル
 ギー量が減ってしまいます。しかし、腎臓の機能を保つためには糖尿病食の時に制限して
 いた状況とは異なり、エネルギーを付加していく必要も出てきます。その場合にはどれく
 らい、どのような食品で増やすかを考える必要があります。蛋白質で増やせない分、糖質
 や脂質でカロリーアップを行うことが多いです。

※おおまかにいうと上記のような食事療法となりますが、腎臓の機能に合わせて血糖を整える食事から腎臓を守る食事に切り替わっていく過渡期の食事のため、そのときそのときで注意事項が変わってきます。糖尿病と診断されたときのままの食事を続けいることも、自己判断で極端な制限を行うこともおすすめできません。腎機能に合わせた食事療法を栄養士と一緒に行っていきましょう。

今回、大田区の糖尿病性腎症重症化予防プログラムに参加することとなりました。ご自宅に書類が届いている方は主治医にご相談のうえご参加ください。半年間、定期的に保健指導を受けることができます。腎機能の悪化を予防し、厳しい食事や生活の制限を行わなくて済むようにしてみませんか?

2021.03.30

在宅患者訪問褥瘡管理指導を始めます

ファミリークリニック 管理栄養士青山です。
今回は、当院で新たに開始した取組みの『在宅患者訪問褥瘡管理指導』についてご紹介します。

褥瘡(床ずれ)の治療は、軟膏での治療や外科的治療などに加え、日々の傷のケアや体圧分散、栄養管理など様々な要素を組み合わせて行う必要があります。

当院には総合診療科の医師、皮膚科の医師、管理栄養士に加え皮膚・排泄ケア認定看護師と呼ばれる褥瘡の認定看護師が在籍しています。

重点的な褥瘡管理が必要な患者様を対象に、医師・看護師・管理栄養士がチームを組んで褥瘡管理に関する計画的な指導を行っていく体制を整えました。そこで、今月から『在宅患者訪問褥瘡管理指導』を開始することとなりました。

在宅患者訪問褥瘡管理指導とは
①医師、看護師、管理栄養士が約3ヶ月に1度患者宅に集まって
 褥瘡の治療計画の立案や見直しを行います。各カンファレンス日に
 在宅患者訪問褥瘡管理指導料750点を算定します。
②医師、看護師、管理栄養士がそれぞれ月1回以上患者宅を訪問し、
 治療やケア、栄養管理に関する指導を行います。診療や訪問指導ごと
 に医療・介護保険の料金がかかります。

6ヶ月間集中的にチームで介入していきます。
カンファレンス以外に実際に認定看護師や管理栄養士がどのようなことを行うのかイメージしづらいと思いますが、下記のような内容について訪問指導を行います。

当院には医師、褥瘡の認定看護師、管理栄養士が揃っているため、スムーズな情報共有を行うことができます。
また、褥瘡の認定看護師が在籍していますので、地域の訪問看護師さんとの情報共有も密に行っていく予定です。

在宅でも総合病院の褥瘡チーム同樣の褥瘡管理を目指して取り組んでいきますので、褥瘡(床ずれ)の治療にお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。

医療法人社団 双愛会
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管理栄養士 青山
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2021.03.09

〜フレイルと運動について〜在宅リハビリテーションセンター

前回までフレイル(虚弱状態)を 予防・早期発見するチェックシートの活用 と、 栄養の重要性 についてお話しました。

今回はご自宅で気軽にできる運動と組み合わせたフレイル予防・改善についてのお話です。

高齢者におこりやすいフレイルは予防することができると言われており、フレイルになったとしても戻ることが可能とも言われています。


フレイル予防は、筋肉や骨をつくるためのタンパク質を中心としたバランスのよい栄養を食事から摂取することと、軽い運動から始めて適度な運動を行って筋肉量を減少させないことが重要です。


そもそも、筋肉量は20歳ごろをピークに減っていき、80歳代では20歳代の60%に減少すると言われています。


しかし、高齢者であっても適切な運動を行うと、筋力低下に対しては筋力が維持改善されることがわかっています。


運動はお持ちの疾患や身体能力に合ったものから始めることが大切です。
おもな運動として

 1,関節や筋肉を柔らかくするストレッチ
 2,筋力トレーニング
 3,歩行などの有酸素運動(時間をかけて行う低負荷の運動)
 4,バランストレーニング

ベッドの上で手足のストレッチや運動を行うことから始まり、椅子に座っての運動、立ち上がっての運動、バランスをとる運動、屋外での長めの歩行、などと少しずつ強度を増やし、無理なく安全に楽しく、継続して行うことが重要です。

一般的な高齢者においては一回30分から40分程度の運動を週2回程度行うとよいとされています。ただし、今まで運動習慣のなかった方や、コロナ自粛によりフレイルになっていらっしゃる方は、1日10分程度の運動を2〜3回にわけて行うことから始めてみましょう。

注意点として、筋力が不十分な状態で、いきなり立ち上がったり、無理に歩行しようとすると転倒や骨折を起こす危険があります。
(運動をはじめる前にはかかりつけ医への相談するとよいでしょう)


運動は食事とセットで行う必要があります。低栄養状態で運動を行っても筋肉がつかないどころか、低栄養状態を助長してしまいます。筋肉をつけるために必要な良質なタンパク質を含むバランス良い食事が必要です。

フレイルの進行を予防するためには、フレイルの悪循環(フレイルサイクル)に乗らないことが予防の第一歩となります。


当院リハビリテーション専門医の診療では、このフレイルサイクルのどこに問題があるかを評価し問題点を抽出し、介入方法などをご提案します。

フレイルがご不安な方、食事量の判断やどんな運動をしていいのかわからない、といったお悩みの場合は、ぜひリハビリ専門医のリハビリ診療にてご相談ください。

お問合せ先
双愛会 ファミリークリニック
リハビリテーションセンター
原田 俊
電話番号:03-5480-1810
reha@twinheartmedical.com

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2021.03.02

🍙糖尿病の食事療法の基本🍙

ファミリークリニック 管理栄養士の青山です。

糖尿病食というと『食事制限』というイメージがあるかもしれませんが、食べる量やタイミング、組み合わせ次第でいろいろなものを食べることができます。

今回は、糖尿病の食事療法の基本についてのお話です。

1.食事は抜かない!規則正しく3食たべる。
 
食事の回数や食事時間が日々違う場合、血糖の変動が大きくなります。
いつもだいたい決まった時間に食べることが大切です。また、1日分の栄養を一度にとることも血糖の急上昇に繋がります。朝昼夕3回に分けて、同じくらいの量を食べるようにしましょう。間食も血糖の上昇につながるので、少量の果物やおやつは食後のデザート程度にしましょう。

2.食事は主食・主菜・副菜そろえてバランスよく

毎食1汁3菜用意するのはとても大変ですよね。
1つの料理でも上記3つの中から1種類ずつ入れるように意識してみましょう。
例)納豆ご飯 → 納豆ご飯+ほうれん草のおひ浸しなどの野菜料理1品
  牛丼 → 牛丼+サラダ または ねぎだく
  かけそば → 鶏肉や白菜などの野菜も入れた具だくさん蕎麦
  ジャムパン → サンドイッチ(ハム野菜サンド)

3.糖質の量には注意

様々な食品のうち、糖質の多い食品が多くなると血糖の上昇にもつながります。
主食(ご飯、パン、麺類)だけでなく果物、芋類、飲み物にも注意が必要です。
おかずに芋類が入る場合や、食事で果物を食べる場合には、主食を控えめにして調整しましょう。また、果物の入ったジュースや甘いコーヒー、スポーツドリンクなどにも注意が必要です。今は0カロリーや無糖の商品も増えていますので、そういった商品を選ぶようにしましょう。

4.腹八分目!ご自身に合った食事量を意識しましょう。

1人ひとりにとって適切な量というものもあります。先生からの指示エネルギー量をもう1度確認してみましょう。エネルギー量の目安は、 標準体重{身長(m)×身長(m)×22}×25〜30kcal です。
 ※活動量が少ない方や体重が増えてきている方は標準体重×25がお勧めです。

糖尿病の方に限らず、健康な方であっても上記4つの項目を意識することで生活習慣病の予防に繋がります。糖尿病食は健康食。頭の片隅に置いて、毎日でなくても日々少しずつ気をつけていきましょう。個別の食事療法については医師や管理栄養士にご相談ください。

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2021.01.29

👹栄養”豆”知識〜節分行事食〜👹

ファミリークリニック管理栄養士の青山です。
もうすぐ節分ということで、直前ですが節分で食べられる料理についてご紹介します。

◯豆
 豆まきの豆を食べるのは、福を取り込んで1年健康に過ごせるようにとの願いが込められています。炒った大豆が一般的ですが、落花生を使う地域もあります。

◯恵方巻
 元々は関西ではじまり、コンビニやスーパーで広く販売されるようになったことで、とても有名になりました。七福にちなんで7種の具をいれるようです。

◯イワシ
 鬼はイワシと柊が苦手とされていて、節分には柊に焼いたいわしの頭を刺した「焼嗅(やいかがし)」を玄関先に飾る風習があります。これは、鬼(災い)が入ってこないようにするおまじないです。これにちなんで、いわし料理を食べる風習もあります。塩焼きや蒲焼き、丸干しを焼いたりしてもおいしいですね。

◯けんちん汁
 主に関東地方の寒い冬の行事に食べるけんちん汁。野菜をごま油で炒めて、出汁で煮込んだ料理です。建長寺(けんちょうじ)というお寺の精進料理が由来とも言われていますます。縁起物というよりも寒い時期に身体を温めるために食べられていたようです。こんにゃくは身体の中をきれいにするという意味で大晦日や節分に食べられる食品なので、けんちん汁に入れると効果UPですね。

◯節分そば
 節分は旧暦の大晦日に当たる日です。大晦日に年越しそばを食べるように節分にもそばを食べる習慣があります。厄を断ち切る、健康祈願、運気向上などの願いが込められているようです。

【 食べやすくするポイント 】
行事食はご自宅で過ごす高齢の方にも楽しんで頂きたいものですが、恵方巻にかぶりついたりするのは正月の餅同樣、噛んだり飲み込んだりする力の弱い方には難易度が高い料理です。そこで節分の行事食を少し食べやすくするポイントを合わせてご紹介します。

◯豆
 炒った大豆は固く、噛む力が弱い方はそのまま飲み込んで窒息してしまう危険もあります。煮豆やゆで落花生、たまごボーロなどで代用してもいいのではないでしょうか。

◯恵方巻
 海苔巻1本そのまま食べるのではなく、普通の太巻き寿司のように食べやすい大きさにカットして食べるのもおすすめです。また、板海苔で巻くのではなく、刻み海苔や青のりをまぶして海苔巻のような見た目にしてもらったり、中に巻く具材も刻んだものを並べて巻くをいうのもオススメです。

◯イワシ料理
 イワシは骨も多く、調理法によってはぱさついて食べにくくなってしまいます。そのため、イワシはつみれにして食べていただくことをオススメします。

◯けんちん汁や蕎麦
 水分でムセてしまう方は、けんちん汁や蕎麦はムセ(誤嚥)に注意です。片栗粉やとろみ剤でつゆにとろみをつけると良いでしょう。麺は1/2や1/3サイズに短めにすると勢いよく吸い込まずに済みます。また、けんちん汁は野菜やこんにゃくなど食物繊維をたくさんとることができますが、噛む力や飲み込む力が弱い方は、ごぼうやこんにゃくは避け、大根・人参・玉ねぎ・豆腐など食べやすい具材だけ盛り付けるようにしましょう。

全く同じものでなくても、行事食の雰囲気を楽しんで頂くことも大切です。食べやすくする一工夫をして、ご家族皆さんで季節の食事を楽しんでいただけたらと思います。

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2020.12.24

🍙 減塩のポイント 🍙

ファミリークリニック 管理栄養士の青山です。
寒くなってきましたね。この時期は鍋やおでん、スープなど温かいものが食べたくなる季節です。この時期は意外と塩分が多くなりがちなので、今回は減塩のポイントについてお話します。

塩分ってどれくらい食べればいいの?
今年、日本人の食事摂取基準2020が発表され、そのなかの塩分の目標量は男性7.5g、女性6.5gです。高血圧や心臓・腎臓の疾患がある方は6g未満とされています。
WHO(世界保健機関)は5g未満を推奨しています。

では、日本人が普通の食事をすると、どれくらい塩を食べているのでしょうか?
実は・・・平均10g程とってしまっています。
日本人の食生活は、昔よりは減ってきてはいるものの、塩分をとりすぎる傾向にあります。

塩分を過剰にとることで動脈硬化をすすめ、高血圧や心臓病、脳血管疾患など様々な病気の原因になってしまいます。そういった病気の予防、悪化の予防のために、日頃から減塩を意識してみましょう。

特に冬場はおでんや鍋料理などで加工品が増えたり、温かいものが欲しくなるのでスープや麺類も増えがちです。
また、正月料理は日持ちするよう塩や醤油をたくさん使うため、少量でもたくさんの塩分をとってしまいやすい料理が多くなっています。
食べてはいけないという訳ではなく、食べる頻度や量に注意しながら食事を楽しみましょう。

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2020.12.10

〜フレイルの食事について〜在宅リハビリテーションセンター

こんにちは。
ファミリークリニック在宅リハビリセンターの小杉です。

冷え込む季節になりましたね。
温かいものを飲んで、身体を内側から温めていきましょう。

さて、食欲が無い時に召し上がっていただきたいスープはどちらでしょうか。

正解は・・・

②のポタージュスープです。

今回は『フレイルを予防する食事』についてのお話です。
コロナウイルスが流行し、活動量の低下や食事に変化はありませんか?

フレイルなどで活動量が低下すると食欲も低下しやすくなります。

「フレイル」を予防するためには、バランスの良い食事を心掛ける事が重要となります。

そのため、食欲のないときは少しでも栄養を補えるスープとして、バターや牛乳が入ったポタージュスープがおすすめです。今はカップスープ類でも、種類が多くなってきました。具材がゴロゴロ入っているもの、タンパク質が負荷されているスープ類もあります。飲みこみの状態や体調や食事のバランスを見ながら、取り入れてみてください。

前回ブログにてフレイルの進行を予防するために、チェックシートをご紹介をしました。

私たちは、日々食べたものにより身体をつくり、生活を維持をしています。筋肉や骨、血液、皮膚なども同様に、食べたもので再生を繰り返しています。健康な身体は、日々の食生活や活動量で作られています。

以前管理栄養士の青山が書いたブログもご参照ください。
(2020.4.20 〜しっかり食べて体調を整えよう〜)

フレイル予防のためには、タンパク質の摂取と思われるかと思いますが、全体のエネルギー量の確保も重要になります。
①エネルギーをしっかり確保するために、ご飯やパン類、麺類の主食を摂る事。
②血や筋肉を作ってくれるタンパク質源も忘れずに摂ること。
まずはこの2つを確実に食べるようにしましょう。

男性でも用意しやすいように、コンビニで手軽に手に取れるようなもので、バランスの良い食事例を作ってみました。

あまり動かないからと食事を控えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。一つ一つの量は少なくても構いませんが、バランスを意識して摂取することをお勧めします。

フレイルの進行を予防するためには、フレイルの悪循環(フレイルサイクル)に乗らないことが予防の第一歩となります。リハビリテーション専門医の診療では、このフレイルサイクルのどこに問題があるかを評価し、問題点を抽出し介入方法などをご提案します。


食事量は今の生活に見合っているのか、身体の状態と食事内容が合っているのかというご相談も、リハビリテーション専門医にご相談ください。栄養管理や助言が必要と判断された場合は、管理栄養士の介入を提案させていただいております。


フレイルがご不安な方、食事量や運動の判断に悩まれる場合は、ぜひリハビリ診療をご活用ください。

お問合せ先
医療法人社団 双愛会
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原田 俊
電話番号:03-5480-1810
s.harada@twinheartmedical.com
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