05_訪問看護

2023.09.08

【第2回】地域連携会へのご参加、ありがとうございました!

残暑が厳しい季節にも関わらず、
コロナや感染症等で発熱の方が多く見られます💦
ファミクリも引き続き、感染対策に注意して診療を行ってまいります🚗

さて、先月24日に今年度第2回となる、地域連携会を行わせていただきました。
今回のテーマは在宅療養には欠かせない「紙おむつ」!!

当院の皮膚・排泄ケア特定認定看護師の野口より、
大田区で支給される紙おむつについて、
形状やメーカーによる特長、違い、患者様の状況に合わせた
選定方法等についてお話をさせていただきました。

オンラインと現地のハイブリッドで行わせていただきまして、
会場にお集まりいただいた皆様には、実際に色々な紙おむつを
見て、触って、違いを感じていただくことができました!

今回勉強会にあたって実際に色々比べてみて、わかったことは、

・紙おむつのタイプ、メーカーごとに実は大きな違いがあること!
・メーカーごとにインナーとアウターは互換性があるため、揃えた方がベター!

尿量や尿勢、ADL、ご家族様の介護力等に合わせて、適したものを選択することで、
気持ち悪さやご負担を減らせるかもしれません。後半ではおむつを減らすケアについても考えてみました。

紙おむつ、実は奥深いことがわかったので皆さんともっと深ぼっていきたいです。
試行錯誤しながらの試みでしたがシフトする際におむつの違いがなんとなくでもわかっていただけたら、ファミクリとしてもハッピーです!
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

※オンライン配信では少しでも質感が伝わればとカメラと小道具を駆使していました

当日の資料から抜粋したものをこちらに共有させていただきます

経営推進部 前島

2023.09.01

~おむつの構造と機能~月刊*ファミクリWOCかわら版9月号_vol.35

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめとする創傷やストーマ、失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です。
   
2023年9月(Vol.35)

残暑がきびしい日々ですが、日没がだんだんと早くなってきて季節の移ろいを感じます。コロナ禍から脱した久々の夏でしたので、各地でイベントも多かったと思います。
マリンスポーツや花火など楽しい夏の思い出ができたのではないでしょうか🏄

先日、ファミリークリニック蒲田の緩和ケアセンターにて、おむつの研修を開催しました!東京都大田区支給のおむつを使って、それぞれの特徴に合った使い方をみんなで考えてみました。
今回はおむつのキホンについてお伝えします。

● おむつの機能と構造

紙おむつの基本的な機能は次の 5つです。
①尿を肌に広げずに 「吸収」 する機能
②肌から離しておむつの内部に 「固める」 機能
③外に流れ出る尿をせき止める立体ギャザーの 「止める」 機能
④勢いのある多量の尿や便をいったん溜めてから吸収する 「溜める」 機能
⑤流れを広げる 「面積」 の機能

「夜用」「長時間用」と呼ばれるパッドは複数回の尿を吸収し、
後戻りさせないようにできています。(下の図を参照しながらお読みくださいね)

1回目の尿を吸収した表面は、汚れて乾きます。
2回目の尿は1回目の尿を吸収した部分を越えて、徐々に後ろ側に広がり吸収されていきます。
2回目~3回目の尿は、下の層から順番に上の層に段階的に吸収され固められていきます。こうした機能によって、表面をサラッとさせながら複数回分の尿を吸収できるのです。

ttps://www.carenavi.jp/ja/basic/omutsu/knowledge/mechanism.html
排せつケアナビより引用・一部改変

おむつは単に尿を吸収しておむつの中は高温多湿になると教えられてきましたが、
こんなにも進化していることがわかりましたね。
自分自身もいつかはおむつをつける日が来ることを考えると気持ちが沈みます。

そういった気持ちを患者さんももっておられるかもしれないという心構えで排泄ケアを行うと、肌にやさしく高機能で交換回数の少ないおむつを選ぶことが最良だろうなと考えるのです。次回は患者さんの特徴に合ったおむつの選び方をお伝えします。

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア特定認定看護師   野口祥子(のぐちやすこ)

2023.07.31

~かゆみに効く外用薬~月刊*ファミクリWOCかわら版8月号_vol.34

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について、
専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年8月(Vol.34)

暑いですね~💦 今年の夏も猛暑の日々が続いています🌞 
自転車での訪問途中、水筒に入れた冷たいものを摂ることが楽しみになってきました。
皆様も熱中症にならないよう、気を付けてくださいね😊

訪問看護の際に患者さんから「かゆみがある」と言われたら主治医の先生に外用薬を依頼することがあると思います。そこで、今回はかゆみに効く外用薬について紐解いていきます!

◍ かゆみの発生機序
かゆみを感じるとつい掻いてしまい、掻きすぎると表皮が傷つき、
「ケラチノサイト」という細胞がサイトカインを放出します。
サイトカインは主に免疫細胞から分泌される肥満細胞を活性化させます。
活性化した肥満細胞からはヒスタミンが放出され、かゆみが誘発されます。
また、表皮で生じる炎症がかゆみを助長し、繰り返し皮膚をかいてしまうという悪循環になるのです。

下に湿疹・皮膚炎様治療外用薬の一覧を示しますので、参考にしてくださいね。

◍ 湿疹・皮膚炎用治療外用薬の種類

かゆみがあり発赤・皮疹などの病変がない場合はかゆみを抑える作用が単独のもの
 ⇒ 抗ヒスタミン成分や鎮痒剤で対応できます。
かゆみがあり発赤・皮疹がある、掻破した湿疹などは炎症を起こしていますので、
青枠の抗炎症作用の外用剤を選ぶことをおすすめします。

◍ コラム
蚊に刺されたところを十字に爪痕をつけることで、
かゆみが和らいだ経験はありませんか?
爪で痛みを発生させることで、かゆみを抑制しているため、
「爪で十字」は科学的根拠のあるかゆみ対策なんですって~😳

 お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア特定認定看護師   野口祥子(のぐちやすこ)

2023.07.03

~ドライスキンとかゆみのケア~月刊*ファミクリWOCかわら版7月号_vol.33

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について、専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年7月(Vol.33)

 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、不快指数が高めですが、好きな香りの汗拭きシートを持ち歩くとこまめに拭けて気分もすっきりしておススメですよ~ 😊 

今回は、低湿度(乾燥)と加齢に伴う皮膚の変化がドライスキンを招き、皮脂欠乏性湿疹になっていたAさん(80歳)のかゆみのケアについてお話しします!

◎かゆみの機序とケア

高齢者のかゆみの大半は皮脂欠乏症(ドライスキン)から起こり、ドライスキンでは「かゆみを感じる知覚神経線維」が表皮の角質層のすぐ下にまで伸びるため、些細な刺激にも敏感に反応してかゆみを感じやすくなります。

かゆみを感じ、掻破すると皮疹が悪化し、更にかゆみが強くなるという悪循環となるため、湿疹になる前に皮脂膜や角質細胞を人工的に補う必要があります

◎Aさんのかゆみのケア

Aさんのかゆみのケアは原因である低湿度(乾燥)と皮脂欠乏性湿疹に対して行うのが正しいです。

①濡れたタオルを干したり、加湿器を使用し室内の湿度を40〜60%に保つ
②高温浴や長湯をしない、ナイロンタオルや化学繊維の衣類での 摩擦をさける
③湿疹以外の皮膚には保湿剤の使用を習慣化する
④湿疹にはエキザルベやアズノール、ステロイド外用剤を塗布する
⑤自宅に薬剤がない場合:担当医へステロイド外用剤等の提案を行う

原因(乾燥や皮脂欠乏性湿疹)に対して正しく対処することが必要になってくるんですね!

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア認定看護師   野口祥子(のぐちやすこ)

2023.06.01

~高齢者のかゆみについて~月刊*ファミクリWOCかわら版6月号_vol.32

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について、

専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年6月(Vol.32)

6月になり、もう年が明けて半年も経つのか 😲 といろんなことに追われている日々ですが、
自転車での訪問途中にふわっと匂いたつ草の香りに癒されています 😊 自然を肌で感じると心地よいですね 🎵

過ごしやすい季節になったのも束の間、最近訪問時に「身体がかゆい」というのをよく耳にします。
今回は高齢者のかゆみの原因についてお話しします!

●Aさんはなぜかゆいのか?

独居のAさん(80歳)はきれい好きで、ヘルパーさんが来ない日もご自身で部屋の掃除をしています。
熱めの湯での長風呂を好みます。部屋の室温計は温度22℃、湿度35%を指しています。​

●かゆみの原因として考えられること

 ➡➡➡

●かゆみの何がつらいのか?

Aさんの生活習慣から、低湿度加齢に伴う皮膚の変化がドライスキンを招き、皮脂欠乏性湿疹になっていました。 ドライスキンは乾燥により通常は真皮にとどまっている「かゆみを感じる知覚神経線維」が伸び、表皮の角質層のすぐ下にまで達するため、​些細な刺激にも敏感に反応してかゆみを感じやすくなります
Aさんのようにゆる~い感じで掻いているなら心配は少ないのですが、つい掻く行動が過ぎると皮膚を傷つけたり、湿疹などのトラブルが悪化するだけでなく、わずかな刺激に対してもかゆみが起きやすく悪循環となります。     次回はかゆみのケアについてお話しします。

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア認定看護師    野口祥子(のぐちやすこ)
2023.04.28

~基剤の特性 × 創面の状態での適した外用剤は?~月刊*ファミクリWOCかわら版5月号_vol.31

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について、

専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年5月(Vol.31)

過ごしやすい季節となりました。草花の緑が生き生きとして、その勢いにのっかって行けたらいいなと思う今日この頃です😊5月の紫外線は思ったより強いので、外出の際にはUVケアをしてキレイを保ちましょう 💗

当院にはWOCの公式LINEがあり、褥瘡や創傷の局所の写真と共に、「外用は何がいいですか?」というご質問が送られてきます。今回も前回に引き続き創面や創部(滲出液)の状態を観察し、アセスメント力を高めてもらうために選択肢を狭めてみました。壊死組織が除去された後にどんな外用剤を使用したらいいのか、一緒に考えていきましょう。

● 基剤の特性 × 創面の状態での適した外用剤は?

「なんでこの傷治らないんだろう・・・。」と悩むことはありませんか?外用薬や軟膏は主薬と基剤でできており、基剤が90%以上を占めるため、創面に接触する大部分は基剤となり、主薬の効果だけで外用薬を選ぶと、創部の悪化や難治といった状態になる恐れがあります。

今回は壊死組織が除去された後の創面のぬめりや滲出液によってどのような基剤が良いのか、一例を表にまとめましたので、参考にしてみてくださいね!

 

基材から考える外用剤の使い方は難しいですね💦
情報を交換しながら、皆様と一緒に考えていきたいです。

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア認定看護師    野口祥子(のぐちやすこ)
2023.03.31

~外用薬を選ぶときのコツ~月刊*ファミクリWOCかわら版4月号_vol.30


WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年4月(Vol.30)

春が来ました!Spring has come!「 春が来た」というそれだけで気持ちが弾みます 🌸 今年は飲食や滞在に制限のないお花見が楽しめますね。お天気の良い日におにぎり  🍙 をもって出かけたいですね 😊

 当院にはWOCの公式LINEがあり、褥瘡や創傷の局所の写真と共に「外用は何がいいですか?」というご質問が送られてきます。当院の医師からも「軟膏や外用がぜんっぜんわかんなくて!」と相談に来られます。
そんな時、「まずはこれを使用すれば大丈夫!」・・・な~んていう外用薬があれば良いのですが、それも難しい問題でして・・・  💦
しかし、今回創面や創部(滲出液)の状態を観察し、アセスメント力を高めてもらうために選択肢を狭めてみますので、参考にされてくださいね!
1.外用薬の9割以上は基剤でできている

外用薬や軟膏は主薬と基剤でできています。その割合はおよそ主薬が5~10%、基剤が90%以上を占めているといわれ、創面に接触する大部分は基剤のため、基剤で滲出液をコントロールして適切な湿潤環境を保つことが治癒改善を高めると言われています。

患者さんの全身状態やADL、栄養状態と局所の状態(感染はしていないか、壊死組織はあるのか、滲出液はどのくらいあるのか)を聴き取りながら適切な外用薬を検討していますが、在宅では限られた時間と資源の中で患者さんの命を守りながら、患者さんとご家族に最適なケアを届けることが先決となります。写真のように壊死組織が付着している場合は、感染や感染の一歩手前を伴う場合が多いため、上記3薬を選択肢として掲げています。
ポイントは深い褥瘡ほど透過性のない外用を選ぶことでしょうか(私見です 💦)

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
野口祥子(のぐちやすこ)
皮膚・排泄ケア認定看護師

2023.02.28

~自分も受けたいエンゼルケア~月刊*ファミクリWOCかわら版3月号_vol.29

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年3月(Vol.29)

皆さま体調はいかがでしょうか?まだまだ冷えるこの時期ですが、花のつぼみや暖かい陽差しに春の息吹を感じてうれしくなります 🌸 3月は別れの時期でもあります。大切な方とのお別れに寄り添う、グリーフケアを兼ねたエンゼルケアをご紹介します。

在宅看取りの場合、医師の死亡確認があり、この時に身体の挿入物を取り除きます。死亡確認後、担当の訪問看護ステーションよりご家族へエンゼルケアの希望を伺い、承諾された場合にエンゼルケアを行います。

ご遺体への理解

 死後いったん筋肉は弛緩しますが、 1~3時間後から下顎、3~6時間後から全身へ硬直が始まり、半日~ 1日の間にピークを迎え、その後再び弛緩していきます。
 全身の皮膚の乾燥は循環が停止した直後から始まり、元に戻らない変化が起こります。まっ先に口唇にワセリンやリップクリームをたっぷり塗って乾燥を防ぎましょう。参考文献:小林光恵著訪問看護師のエンゼルケアhttps://www.ns-pace.com/article/a7664/

2.ご家族に準備して頂くもの

・ご本人らしい服装(本人や家族のお気に入りの服装、仕事が好きだった方は仕事着の場合も!)
・下着とおむつ(肛門等は分泌物が出ないように綿を鶏卵大入れますが、万が一分泌物が出た時に備える為)
・口腔ケアグッズ、シャンプー・リンス、ボディーソープ、バケツに40℃くらいのお湯、ペットボトル等の洗浄ボトル2本、
 タオル3枚(都度蒸しタオル作成)、バスタオル2枚、ゴミ袋大3枚、レジ袋1枚、おむつや尿取りパッド5枚(洗浄時用)、
 ドライヤー、保湿剤、本人の化粧道具

3.エンゼルケアの実際

・部屋の温度は低めにして換気を行います(ご遺体の痛みを最小限にするため)
・ご家族と一緒に行います(可能なら本人の好きな曲などをBGMにかけてくださいね)
・脱衣介助を行いお身体の下にゴミ袋とおむつを敷きこみます
・お顔のケア(蒸しタオルで汚れを浮かせて3回保湿剤を塗布)→口腔ケア→洗髪
 →全身の泡浴(泡用ならそのまま、液体のボディーソープならレジ袋に2~3プッシュ+お湯 50㏄+空気を入れて袋
 を振って泡を作り、全身に泡をつけて軽くマッサージします)
 →全身にお湯をかけてやさしく拭く
・全身の保湿を行い、肛門等に分泌物が排出されないように綿をいれます
・旅立ちのお着換えをします
・エンゼルメイクを行います(ディスポのメイクパレットを持参し、肌色の調整を行います。女性の場合でしたら、ご本人の化
  粧品を使用したり、「後でお孫さんにマスカラやマニキュアを塗っていただくと良いかもしれません」とお声掛けしていま
  す)
・完成後にご遺体を後ろから支えて、ご家族とハグをしていただいたり、写真を撮っています

こういった一連の流れで「どんなお母さま(お父さま)だったのですか?」とご家族の皆さまの話を傾聴しています。お身体に触れながら、話の中で泣いたり笑ったりすることでご家族の心を慰め、グリーフケアに繋がるのではないかと思っています。

お写真によるWOC相談も承ります!!
お問い合わせやご相談など、お気軽に下記の「友だち追加」QRコードからLINEを頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
野口祥子(のぐちやすこ)
皮膚・排泄ケア認定看護師

2023.02.02

~褥瘡の治療・予防に有効な甘くない補助食品について~月刊*ファミクリWOCかわら版2月号_vol.28

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年2月(Vol.28)

2月は節分の恵方巻にバレンタインのチョコレートと、イベント&美味しいものが店頭に並び、見ているだけで楽しい気分になりますね 💗 池上本門寺の梅も見頃を迎えるので、今から楽しみです 😊

褥瘡の予防・改善のために高エネルギー・高たんぱく質の栄養補給が必要

在宅では普段の食事に手軽にプラスできるよう、処方可能な商品の紹介を先月行いました→(https://www.twinheartmedical.com/blog/ns/3600/)
その後いろんな場面で提案できていますか?
これらの商品で下痢をするという方に元来乳糖不耐症の方は少ないそうで、ゆっくり飲むことが大事なのだそうです!
しかし甘いのが苦手な方もいますよね 😱

褥瘡の予防・改善のために甘くない補助食品がありますか?〈経口編〉

たんぱく質や亜鉛・銅、グルタミンやアルギニンなど、良いとはわかっていても「甘いドリンクは嫌」という方も多いのではないでしょうか?必要だと感じたら、選択肢のひとつとして紹介してみてくださいね。

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです !(^^)!

お写真によるWOC相談も承ります!!「友だち追加」QRコードから読取をお願いします。

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
野口祥子(のぐちやすこ)
皮膚・排泄ケア認定看護師
mail:y.noguchi@twinheartmedical.com

2023.01.04

~褥瘡の治療・予防に有効な処方可能な栄養剤について~月刊*ファミクリWOCかわら版1月号_vol.27

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2023年1月(Vol.27)

 新年あけましておめでとうございます 🐰 どうぞ2023年もよろしくお願いいたします 🐇 
 うさぎ年ですので、ピョンピョンはねて新しいことに挑戦したり、スキルアップしていきましょう !!

褥瘡ケアを頑張っているのになかなか良くならない褥瘡はありませんか?
*たっぷり(500ml以上)の微温湯で洗浄しているのに良くならない
*創面や創内のぬめりを取るまで洗っているのに良くならない     
*適切な外用薬や被覆材を使用しているのに良くならない
*適切なエアーマットを使用しているのに良くならない

「あるある」と思ったら、栄養状態の低下がカギを握っているかもしれません!

褥瘡の予防・改善にはどんな栄養が必要ですか?〈経口編〉

ガイドラインでは「褥瘡の治療に高エネルギー・高たんぱく質の栄養補給を提案する」とあります。在宅では普段の食事に手軽にプラスできるよう、処方可能な栄養剤について理解し、患者さんや家族、医師に提案していきましょう。また胃瘻の方向けの製剤や疾患に合わせた製剤もいくつかあるので、またご紹介しますね。
ファミクリ栄養士「青山さん」にアドバイスをもらい、経口から摂る栄養剤の一覧を作成しました!

【処方で出せる経口から摂る栄養剤の一覧表】

エンシュアリキッド・エンシュアH、ラコールしか知らなかったという方、多いのではないでしょうか?
味の好みもありますが、より少ない容量でカロリーもたんぱく質も摂れると良いですね !!

 

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです !(^^)!

お写真によるWOC相談も承ります!!「友だち追加」QRコードから読取をお願いします。

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
野口祥子(のぐちやすこ)
皮膚・排泄ケア認定看護師
mail:y.noguchi@twinheartmedical.com

1 2 3 4 5 6 7 8