09_勉強会

2020.02.29

言語聴覚士 「構音障害の方へのアプローチ方法の実技講習」に参加してきました


こんにちは。言語聴覚士の小杉です。

先日、徒手的言語聴覚療法研究会に参加してきました。
徒手的言語聴覚療法とは、構音障害の方へのアプローチ方法の実技講習を行っている研究会で

構音障害とは、言葉は理解できており、伝えたいことがあるのにも関わらず、音を作る器官やその動きの調整が難しいことによって、うまく伝えることが出来ない状態を言います。

例えば、以下のようなことがあります。
・思うように声が出ない
・呂律が回らない
・声を続けて出すのが難しい
・抑揚が無い 等

今回の勉強会は、姿勢の調整を行い、言葉のリハビリに繋げていくとの内容でした。

姿勢の調整は発声をする際の基礎になること。
しかし、姿勢の調整だけでは声を良くすることは出来ない。
声を良くするためには、声を出しながら良くしていくことが重要のことでした。

今までは、食事姿勢の調整をすることが多くありましたが、
より良い声を出すために姿勢調整をするという事への意識が強くなりました。

また当院に入職後、セラピストに筋緊張の確認やアライメントの調整の仕方等を教えていただく機会も増えています。
そして、リハビリ診療に同席させて頂く事で、高橋先生の姿勢評価について拝見する機会もあり、日常何気ない姿勢でも、不良姿勢により腰痛や膝の痛みが出現するという事も知りました。

普段の姿勢、とても大事です!!
そしてコミュニケーションに関して、
「話しても伝わらないから・・・」と時々伝える事を諦めてしまう方にお会いします。
そうなると、声を出す機会がどんどん少なくなってしまいます。
伝わらなくても、どんどん話していきましょう。
そしてご家族様、難しい時もあるかもしれませんが、諦めずに聞きてください。
分からない時は「ごめんなさい、分からなくて」でも良いと私は思っています。
話す機会の向上に、たくさん話して、たくさん笑っていただけるよう、
リハビリで支えられたら嬉しいです。

声の評価は、評価側の主観が多く伴ってしまいます。
そのため、セラピストの主観で左右されないよう、日々耳を鍛えていかなければと思っています。一人一人の発話場面を大切に、これからも声を聞いていこうと思います!

訪問リハビリテーションに興味のある方は
理学療法士 原田までご連絡ください
s.harada@twinheartmedical.com

2020.02.25

勉強会の延期について

参加者の方には個別にご連絡をいたしましたが、3月に予定していました『がんの疼痛緩和ケア〜訪問看護におけるPCAポンプの活用〜』などの勉強会は延期とさせていただきました。
また改めて企画をいたします。
何卒よろしくお願いいたします。

2019.12.18

🍙『在宅医療で知っておきたい!〜低栄養について〜』勉強会を開催しました🍙

ファミリークリニック 管理栄養士の青山です。
11月に蒲田院12月に品川院にて『在宅医療で知っておきたい!〜低栄養について〜』と題して勉強会を開催しました。

低栄養予防と改善のための食事の工夫についての説明に加え、企業の方を招いて新しく発売された高濃度の医薬品栄養剤のご紹介をさせていただきました。

高齢者は特に低栄養になりやすく、栄養状態が悪くなってしまうと回復するのにも時間がかかってしまいます。
早期発見のポイントや注意点、対策について院内外の先生や看護師、ケアマネジャーの方々に少しご紹介できたのではないでしょうか。

また、少量でも十分な栄養をとることができ、これまでの栄養剤とは味の傾向が違う商品ということもあり、今回は新商品の高濃度医薬品栄養剤をご紹介させていただきました。
さっぱりした風味で甘すぎるのが苦手な方や他の栄養剤の味に飽きてしまった方にもおすすめできると思います。

食事だけで十分な栄養を摂ることができれば一番良いと思いますが、栄養を十分にとりきれない方、胃瘻の方向けの商品は食品・医薬品ともに日々新しいものが出てきています。
今後も新しい商品、おすすめの商品など多くの方に知って頂き、皆様の選択肢を広げていくお手伝いができるような勉強会を企画していきたいと考えています。

管理栄養士
青山

2019.12.16

勉強会実施のご報告~ご自宅での急変対応~

こんにちは、事務局長の清水です。

居宅介護支援事業所のスマイルライフケアさんと合同で、ケアマネジャーさんやヘルパーさんなどを中心にご参加いただき、勉強会を開催いたしました。

テーマを『ご自宅での急変対応』としまして、当法人理事長の伊谷野が講師を務めました。

利用者さんや患者さんの急変時の第一発見者が介護職の方々であることは少なくありません。
そのような急変時対応が必要なときに本テーマを思い出していただき、いざというときに慌てずに対応する状態を目指いきましょうということで開催しています。

構成は、腹痛、頭痛、胸痛、嘔吐、悪寒・発熱、転倒、意識障害、呼吸苦、糖尿病の緊急事態などの場面を想定していきながら、それぞれの項目については注意点と対処法にわけて解説していきましたので、腹痛を一例にして一部抜粋いたします。

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◆腹痛

【注意点】
・消化器系、循環器系、泌尿器系、婦人科系など多種多様な病気の可能性あり
・安易な薬の服用は要注意
・重症でもあまり痛みが強くない場合もある
・吐き気、嘔吐を伴うとき、窒息などに注意する。また、吐物を素手で触らない(感染物として取扱う)
・下痢や便秘など、排便状況を把握する

【対処法】
・横になる場合には側臥位(そくがい/横向きの体制のこと)にする

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当法人では医師、看護師、救急救命士などで緊急往診チームを構成し、担当患者様に365日24時間緊急往診できる体制を作っています。
今回のような突発的な事例の対応は押させておきつつ、お困りのことがあれば当法人にご連絡いただき、速やかな連携が取れればと思います。

また、今回開催して印象に残ったことは、「現場で困っていることについて、実際に医師と情報交換できたことが嬉しい(切実に。。)」というコメントでした。
今後も定期的にこのような取組みを開催していきながら、密度の高い地域連携を目指していければ幸いです。

▼勉強会のご希望や地域連携活動のご相談等があれば下記にご連絡ください。
医療法人社団 双愛会
事務局長 清水 雄司
y.shimizu@twinheartmedical.com

2019.12.06

がん症例検討会に参加しました

こんにちは。作業療法士の吉田です。


11月27日(水)に大森赤十字病院で行われましたがん症例検討会にて病院を退院された後、訪問診療で担当させていただいている患者様の看護・リハビリテーション経過を発表させていただきました。

リハビリ場面を動画でご紹介することもでき、一生懸命リハビリに励まれている姿を主治医の先生や以前、担当されていた看護師さんにも見ていただくことができました。「患者様が頑張っている姿を見れて、私達も明日からのやる気につながりました。」と嬉しいお言葉をいただきました。

また、患者様の外来受診に合わせ、書面でリハビリ経過をお伝えしていましたが、このようなカンファレンスの場で、実際に主治医の先生とお会いして情報共有をさせていただけたことが訪問のスタッフとしては大変ありがたい時間となりました。

 今後の課題として、大森赤十字病院の看護師長様から、病院と訪問の現場では必要な情報が少し違う場合もあるので、お互いに必要な情報共有をしていきましょうというお話がありました。リハビリテーションの場面においても病院との連携を図る際にお互いに有意義な医療連携ができるよう心がけて行きたいと思います。

最後に、顔の見える医療連携が私達スタッフの安心につながり、結果的に患者様やその御家族のご安心につながっていくのだと改めて、今回のカンファレンスを通して感じました。このような機会を設けてくださいました大森赤十字病院の皆様ありがとうございます。

訪問リハビリテーションに興味のある方がいらっしゃいましたら
s.harada@twinheartmediccal.com
理学療法士 原田までご連絡ください

2019.12.06

🍙栄養豆知識〜『フレイル予防対策における日本型食生活の役割』研修報告〜🍙

こんにちは、管理栄養士の青山です。

『食育健康サミット2019』に参加してきました。

今回のテーマは、
   人生100年時代の健康と栄養を考える
    ーフレイル予防対策における日本型食生活の役割ー でした。

来年度から75歳以上の後期高齢者を対象にフレイル健診がはじまります。
メディアではメタボや糖質制限が話題となっていますが、健康寿命を伸ばすためには、どこかでフレイル対策に切り替えていく必要があります。
減量や低カロリー、糖質制限ではなく、高齢者の場合はご飯を主食とした日本型の食事を大事にしていく必要があるのではないでしょうか。

研修の内容を簡単にご紹介します。

◯フレイル予防につながる3つの柱『栄養(食と口腔)、運動、社会参加』
 食べ物の種類も大切ですが、食事をとるためには口の中の環境を整えることも大切です。
 歯科の先生や歯科衛生士さんの関わりも重要になってきます。また、運動をするだけよりも人との関わりや役割などもフレイル予防には重要で、社会参加できる場を作っていくことも大切です。

◯糖質摂取のあり方
 メディアでは糖質制限の利点についての情報が溢れ、実践している方も多いと思いますが、最近出てきている研究結果では、糖質のエネルギー比率が50〜55%で死亡リスクが一番低くなるそうです。
 糖質を制限しすぎるのもいかがなものでしょう。
 また、継続して糖質制限を行う場合には、高齢者は特に腎機能に注意が必要です。

◯ごはんを主食とした日本型食生活
 ごはんは和食だけでなく洋食、中華など様々な料理に合う食品で、おかずと一緒にたべるため、様々な栄養素を一緒に取り入れることができます。
 また主食(ご飯、パン、麺類)・主菜(肉・魚・卵・大豆製品)・副菜(野菜・きのこ・海藻類)をバランス良く組み合わせると、糖質のエネルギー比率は55%前後となり、死亡のリスクが低くなる糖質エネルギー比率になります。
 特別な疾患がある、短期的な減量は必要という方以外は、日本型の食事を大きく変える必要はないのではないでしょうか。

◯栄養と運動
 栄養と運動は健康を維持するための両輪です。
 病院に入院している1日で自然に(加齢とともに)減る1年分の筋肉が減ってしまいます。
 フレイル予防、健康寿命の増進のためにも適切な食事と効率の良い運動が必要です。

フレイル健診の開始に伴い、もっとフレイルに興味をもってくれる方が増えていくでしょう。
今後、リハビリと一緒にフレイルについての情報提供も行っていく予定です。
よろしくお願いします。

管理栄養士
青山 祐子

2019.12.05

研修報告 訪問看護管理者研修に参加してきました

11月に計4日間に渡り、東京都で行われた訪問看護ステーション管理者育成研修に参加しました。
前半2日間は、管理者としての基礎知識、後半2日間は、経営者としての知識を学習しました。

講義の中で、経営というものは①人②社会③経済の3つの柱が重要であると話がありました。

①人については、安心感。
管理者はスタッフ一人一人を大切に思い、信頼関係を築くこと。
先ずは、スタッフの安心感なくして、利用者様の安心感には繋がらない。
加えて、スタッフが、何を意識しながら働けばよいか示すこと、企業理念が重要となる。

②社会については、地域連携。
利用者様を取り巻く環境が、多方面から関わることで選択肢が広がり、必要とされるサービスの提供へ繋げることができる。

③経済については、無駄を省く。
スタッフそれぞれが、効率の良い訪問ルート調整、タイムマネジメント、備品管理などに対し意識的に取り組むこと。

上記のサイクルを円滑に進めることで、スタッフ、利用者様、地域にとってより良いものになり、健全な経営に繋がると述べていました。

その中でも、私は「人」の部分が最も重要と考えます。
スタッフの心が満たされていなければ、利用者様を支えることなどできないと思います。
特に重症の利用者様の看護となれば、心身共にスタッフに掛かる負担は相当なものになります。
だからこそ、スタッフ一人一人の心身の安定が重要なのだと考えます。
それが、確立して始めて会社の方針、理念というものが本当の意味で浸透させることになると思います。

日々の業務から、意識的に取り組み、会社全体でより良いサイクルとなるよう働きかけ、利用者様、そして地域へ貢献できるよう努めていきます。

ファミリークリニック蒲田 訪問看護ステーション
看護係長 小野 (主に品川区方面を担当しています)

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2019.12.04

在宅医療における自己導尿の勉強会について

こんにちは、ファミリークリニック蒲田 地域連携室の坂本です。

尿バルーンをお使いの患者さまが、今後自己導尿(自分の尿の出口に自分で管を入れて膀胱から尿を体の外へ出すこと)をされることになり、この機会に改めて自己導尿の勉強会を行いました。

残尿感や尿失禁、頻尿など症状は色々とありますが、ご自身でうまく尿を出せない方には自己導尿が必要になることがあります。

当日は、自己導尿をする場合、しない場合の影響や自己導尿に必要な器具、使用後の洗浄と保管方法など、抑えておきたいポイントを整理していきました。
短時間での勉強会ではありましたが、連携先の訪問看護師さんにもお越し頂き、実物のサンプルを手に取ってお話を聞けました。

患者さまに使用いただく前に具体的なイメージをすることが出来て、とても良い機会だったのではないかと思いました。

ファミリークリニック蒲田
地域連携室
坂本 理香

2019.12.02

大森赤十字病院との症例検討会を開催しました

こんにちは。
看護師の神林です。

11月27日に大森赤十字病院にて症例検討会を行いました。

ご本人の自宅で家族の顔を見ながら在宅療養を続けていきたいというご希望に対して、医師や看護師、理学療法士、作業療法士などでそれぞれができることを改めて整理していきました。

また、ご本人から「お子様の宿題をみる、TVで談笑する、散歩や映画に行く、といった在宅に戻ってからは当たり前にできていたことがひとつひとつやれていくことが嬉しい」とお話をいただいたことを関係者に共有いたしました。

このような振り返りによって、在宅から入院後の患者・家族の気持ちの変化や介入当時には気づかなかった「気づき」が露わになります。

在宅で起きた事象を事細かに申し送りができれば良いのですが、限られた情報(診療情報提供書・看護サマリー)の中で、どんな情報を残すべきか考えさせられる症例でした。

自分自身も病院勤務の際にそうでしたが、在宅医療の実情はまだまだ病院には伝わらない・イメージできないという印象が強いようです。
在宅の実情を少しでも知ってもらえるよう「看護師目線」で情報を発信できればと思います。

看護師
神林 顕

2019.11.25

【医事課】精神科訪問看護基本療養費を算定している患者様に、特別訪問看護指示書が必要となった場合について

こんにちは、医事課長の船生です。

医事課として、はじめてブログを書かせて頂きます。
早速ですが、今月の勉強会の内容を簡潔にご紹介させて頂きます。

当法人には訪問看護ステーションやみなし訪問リハビリステーションなどがあるので、今回は訪問看護等についての勉強会を行いました。

医療には詳しい医事でも、介護保険は別の分野になるので、再度、介護保険制度の流れから指示書等の記載等についての勉強をしました。

その勉強会の中で今回、間違えやすい事例を1つブログにあげてみました。

【事例】
毎月、精神科訪問看護基本療養費を算定している患者様が、11/17より褥瘡の処置の為、特別訪問看護指示書が必要となった場合の訪看指示書等やクリニックでの算定方法

【事例の患者様情報として】
★精神科訪問看護指示書 11/1~11/30 すでにクリニックより発行済
★特別訪問看護指示書にて褥瘡処置の介入が必要となった日 11/17~

【保険ルールとして】
・精神科訪問看護基本療養費と訪問看護基本療養費は同月に併算定不可 です。
・褥瘡は褥瘡評価(NPUAP分類:Ⅲ又はⅣ DESIGN分類:D3~D5)なものでないと特別訪問看護指示書の介入は不可です。
・特別訪問看護指示書は週4回以上の介入が必要です。
・精神科訪問看護指示書と訪問看護指示書及び特別訪問看護指示書は同月での併算定不可です。

【指示書について】
精神科訪問看護指示書はすでに交付済ですが、訪問看護指示書及び特別訪問看護指示書がないため、改めて精神科以外で褥瘡処置を指示した医師に 訪問看護指示書を作成して頂く必要があります。
この際、保険ルールでもあるように精神科訪問看護指示書と 訪問看護指示書の両方は算定できないので、その月の介入初日に遡って訪問看護指示書を作成して頂く必要があります。
★この場合には、訪問看護指示書の日付を11/1~記載して頂く。(11/1~11/30)
★特別訪問看護指示書(褥瘡)は11/17~11/30(14日間)分を作成して頂く。

【医療機関コストについて】
≪算定可否の組み合わせ≫
・訪問看護指示書+特別訪問看護指示書 〇
・精神科訪問看護指示書+精神科特別訪問看護指示書  〇
・精神科訪問看護指示書+特別訪問看護指示書 ✕
・精神科訪問看護指示書 + 訪問看護指示書  ✕

上記により, 当月は精神科訪看指示書での算定ではなく,褥瘡の訪看指示書+特別訪看指示書での算定となります。

 ★訪問看護指示書 300x1  ★特別訪問看護指示書 100x1 となります。

以上、このような間違えやすい事例などを医事課として共有し、日々職員のスキルアップを目指していきたいです。

今後も医事課が行っている勉強会のことや、様々な事柄をこのブログで発信していきたいと思っておりますので
どうぞよろしくお願いします。

医事課 課長
船生 香織

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