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2022.10.28

~訪問看護での褥瘡予防に有用なドレッシング材といえば・・・!~月刊*ファミクリWOCかわら版11月号_vol.25

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です

2022年11月(Vol.25)

秋ですね~!自転車での訪問途中に色づいた葉っぱをみると、紅葉狩りに出かけたいなと思います。
今回は「褥瘡予防・管理ガイドライン第5版」からのトピックスです!

褥瘡の発生予防にドレッシング材の使用は有用か?

褥瘡予防に日頃からのスキンケアが重要なのは皆さん既に知っていると思います。私たちが関わる患者さんは年齢や疾病、環境により皮膚の乾燥 ( 以下ドライスキン )をきたしている方が多く、ドライスキンは水分の保持能とバリア機能の劣えがあるため、保湿剤で補う必要があります。しかし保湿剤で補っていても骨突出部はクッションの役割をする皮下脂肪がないため、ずれや摩擦などの外力から皮膚を守ることができません。そういった場合に皮膚の上に貼って皮膚の代わりにずれてくれるドレッシング材がとても重要です。

褥瘡予防・管理ガイドライン第5版での推奨度の変化

以前はポリウレタンフィルムの方が推奨度が高かったのですが、今回はシリコーンフォームドレッシングの方が褥瘡予防に有用と推奨されています。どういった違いがあるのか特徴を見ていきましょう。
第5版推奨度:シリコーンフォームドレッシング1B→ポリウレタンフォーム2C

ポリウレタンフィルムは訪問看護師のバッグに常備されていることが多いので、現場で骨突出が著明な患者さんには取り合えず貼付してくることが多いですよね。シリコーンフォームドレッシングが良いのはわかりますが、入手困難、高価という点がネックですね (´;ω;`)

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医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
野口祥子(のぐちやすこ)
皮膚・排泄ケア認定看護師
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