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2021.11.15

~皮膚の保湿~月刊*ファミクリWOCかわら版11月号_vol.13

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめあらゆる創傷とストーマ、失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です
   
2021年11月(Vol.13)

色づいた樹々も素敵ですが、秋ならではの果物や食べものにも魅力を感じます。旬のものをカラダに取り入れて、ゆっくりと呼吸をしてみましょうね。ひきつづき今回も皮膚の保湿についてお話します。 

1.乾燥した皮膚には何が必要か
乾燥した皮膚はまるで干ばつの土地のようです。
皮膚の表面が割れ、外からの有害物質が入り、水分は抜け放題の状態です。
ここに保湿成分や水分を与え、脂で蓋をすることで潤った土地や健康的な皮膚へ導くことができます。

2.保湿剤の種類と効用

保湿剤はエモリエント(脂性)とモイスチャライザー(水結合性)の2種類に分類され、共に角層の水分量を保持し皮膚表面を柔らかくしますが、図のように作用が異なります。

  脂で蓋をするエモリエント
       
 水分結合物質や保湿成分として働くモイスチャライザー
干ばつした土地のようなドライスキンは、モイスチャライザーのように水を入れて、逃さないようにする必要がありますね!
次回は保湿剤の塗る量やタイミングについてお話します。

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医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
野口祥子(のぐちやすこ)
皮膚・排泄ケア認定看護師
mail:y.noguchi@twinheartmedical.com