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2020.05.28

構音障害(こうおんしょうがい)について

こんにちは。
言語聴覚士の小杉です。

本日は構音障害(こうおんしょうがい)についてのお話をしたいと思います。

構音障害とは、正しく発音が出来ない状態の事を言います。

構音障害には大きく2つに分けて考えられます。
①機能性構音障害
 言葉を発する器官には問題が無いにも関わらず、発音がおかしい場合を言います。例えば、「みかん」を「みたん」となってしまう場合などがあります。子音の構音獲得期(5〜7歳)を過ぎても、発音の不明瞭さがある場合はリハビリを行うケースが多いです。

②運動障害性構音障害 (dysarthria:ディサースリア)
 神経・筋肉の病気が原因となり、口腔・舌・咽頭等の発声発語器官のどこかに、運動障害が起こり、うまく話せない状態を言います。

以前お伝えした失語症も、コミュニケーションの問題でしたが、構音障害の場合、「読む」「書く」「聴く」の言語面での障害は出てきません。「話す」という事で問題となってくるのです。

具体的な症状は以下のようなものになります。
・呂律が回らない
・声が出しづらい
・声がかすれてしまう
・高い声が出にくくなった
・抑揚が無くなった
・声が震えてしまう
・声の大きさにバラツキが出てきてしまう
・聞き返される事が多い など

脳血管疾患後、多系統萎縮症やパーキンソン病等の進行難病の方などで、上記の症状を訴えられることが多いです。
声を出すためには、吐く息(呼気)、声帯、舌、口唇等を細かく使い分けていく必要があります。使う場所は、食事をするときにも使う器官になります。嚥下の場合は、パワーが必要になりますが、構音の場合は繊細な動きと呼気のバランスが必要になってきます。

進行難病の方は、嚥下障害よりも先に、話しづらさから自覚されることが多い印象があります。少し話しづらくなってきたなと思った際、言語のリハビリは適応になるのかと、ご相談いただけると、病態の進行予防として早期に関わる事が出来ます。

構音障害が気になった方は、耳鼻咽喉科や脳神経内科等でもご相談されることもおすすめです。リハビリの適応になった場合、言語聴覚士を探してみて下さい。当院の訪問リハビリで実施することも出来ます。ご心配のある方は、ご連絡ください。

ファミリークリニック蒲田
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言語聴覚士 小杉

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